高級ブティックホテル「虎ノ門エディション」に行ってきた。屋外テラスから東京タワーが目の前に見える部屋がとてもユニーク。
遠方への旅行もままならないなか、近場で旅行気分(非日常)を味わおうと「虎ノ門エディション」に泊まってきました。
虎ノ門エディション
虎ノ門エディションは2020年10月に開業したばかり、出来立てホヤホヤのホテルです。
その名の通り、虎の門に新しくできた神谷町駅直結の「東京ワールドゲート」の高層階にあります。
「ブティックホテル」とはあまり聞き慣れないですが、「規模が比較的小さく、独特な発想や創造性・デザイン・サービスなどを売りにするホテル」だそうです。
虎の門エディションは200室あるので、ブティックホテルのカテゴリではかなり大規模なホテルかなと思います。
地下鉄の神谷町駅とは「直結」と謳っていますが、初めて訪れるときは地下道が分かり難いので、一度地上に出た方が良いと思います。
逆にホテルから駅へはわかりやすく、地下道がとても便利です。
実際に行ってきた
チェックイン
ビル1階にはホテル専用の入り口があります。やや分かりにくいですが、地下道から上がるエスカレータの真正面にあります。
そこから専用エレベータで一気にロビーのある上層階まで上がると、そこは緑に囲まれた別世界。
なるほど、これがブティックホテルか、と肌で感じられると思います。
ユニークな空間演出が楽しませてくれます。
こちらはバー。この奥にブルー・ルームというレストランがあります。
スタジオテラス
今回泊まったお部屋は「スタジオテラス」。
その名の通り(高層ビルの上層階なのに!)テラスがあるユニークなお部屋です。
スタジオと名がつくだけありホテルの中では比較的小さめの部屋ですが、テラスがあるのでとても広く感じます。(テレビもかなり大きい)
そしてテラスからは「東京タワー」が目の前! 何度も見ているはずの東京タワーも、この角度から近距離で見ると新鮮で感動しますね。
テラスは奥行きがあって広く、緑も多いので「高層ビルの上にいる」感が全くありません。
洗面所・浴室
洗面所は無駄がなくシンプルでスッキリしています。
バスルームは浴槽と洗い場が一体なので日本人にはとても使い勝手がいいですね。
ただ、浴槽はちょっと細めです。日本人は困ること少なそうですけど、大柄な人が多い欧米人にはちょっと狭いのでは?と感じました。
アメニティ
コーヒーメーカー、日本茶の茶器一式、揃っています。
ウェルカムスイーツは抹茶チョコ。上品なお味で美味しかったです。
ベッドサイドのBluetoothスピーカーは、B&O社のBeoplay A1。B&O社だけあって、小さいと侮れない良い音を出しました。
B&O社を選ぶセンスもブティックホテルなのかな、と思いました。
テラスからの夜景
この部屋に泊まったら暗くなっても外出してはいけません。(連泊するなら別ですが)
テラスでまったりとお酒を飲み、ルームサービスで食事をとるのがベストチョイスだと思います。ライトアップされた東京タワーを「真横」に見ながら頂くお酒と食事は絶品です。
朝食:ブルールーム
宿泊プランに朝食が含まれていたので、レストラン「ブルールーム」で朝食をいただきました。
この朝食、札値がなんと6,300円です。朝食付きプランにした方が間違いなくお得です。
二人だったので、洋食と和食をそれぞれ頂きました。
こちらは洋食のパン。
洋食のサラダ・ハム・スモークサーモンにチーズ。
で、洋食のメイン(チョイスした)エッグベネディクト。
和食はお膳での提供でした。なかなか立派です。
ブルールームはとてもオシャレで贅沢な空間なんですが、キャパシティは客室200室のホテルにしては小さいかなと感じました。
ゲスト数を絞って空間に余裕を持たせる意味で高額設定なのかな?と勘ぐりました。
間違っても沢山のゲストがお皿を持ってウロウロするブッフェ朝食の空間ではありません。
フィットネス・プール
ホテル内にはロビーと同じフロアにフィットネスジムとプールがあります。宿泊客は誰でも利用できます。
広角写真なので奥行きがありそうですが、実際はかなり小さなプールです。本格的に泳ぐのは難しいサイズ。横になるベッドがあるので、雰囲気を楽しむ感じですね。
奥にジャグジーもあるのでのんびりできます。
都内に新規ホテルが続々とオープンしていますが、その中でも虎ノ門エディションの「テラス付き」の部屋はとてもユニークだと感じました。
高層ビル&テラスの組み合わせでは、竹橋のメズム東京オートグラフコレクションのクラブラウンジがありました。テラスから見下ろす浜離宮&夜景は素晴らしかったです。(メズム東京にもベランダ(屋根あり)付きの部屋はあるようですが、椅子やテーブルは比較的質素な感じ。)
一方、虎ノ門エディションのテラスは緑豊かかつ東京タワーが目の前、どちらも甲乙捨てがたいですね。
おしまい
水に浮かぶ島のよう、群馬県立館林美術館へ行ってきた。フランソワ・ポンポンの彫刻「シロクマ」がかわいい!
初夏の日差しの5月初め、群馬県にある美術館「群馬県立館林美術館」に行ってきました。
群馬県立館林美術館
群馬県立館林美術館は2001年にできた群馬県では2番目の県立美術館です。
キャッチコピー「水に浮かぶ島のように」の通り、広大な芝生と水の敷地に佇む美しい姿の美術館です。
群馬県内を旅行中にたまたま美術館のポスターを見かけて、即「ここ行ってみよう」と思いました。
公式HPはこちら。
場所はこちら。 車がなくても、東武伊勢崎線の館林駅から巡回バス(200円)で行くことができます。
実際に行ってきた
アプローチ
今回は車で乗り付けました。美術館のすぐ手前に駐車場(無料)があります。
キャッチコピー「水に浮かぶ島のように」の通り、アプローチには水が。
受付でチケットを購入して展示室へ向かいます。
本館
展示室は4つあり、展示室1は芝生の庭に突き出した円形の建物になっています。(下の写真右)
展示室1は、この美術館の看板でもあるフランソワ・ポンポン作品を中心とした彫刻作品が展示されています。
フランソワ・ポンポンと言えばこれ「シロクマ」ですよね。
展示室4まで見終えたら別館へ。別館は一度屋外に出ます。そこで振り返るとこの景色。
別館
別館は「彫刻家のアトリエ」を模した作りになっていて、中にはフランソワ・ポンポンの資料が展示されています。
その別館の佇まいが、絵に描いたような「フランスの田舎」です。
ちょうど新緑の季節だったので、まるでフランスに来たかのような別世界感を味わえました。
公式HPによると、その通りでした。
ポンポンの生地にちなみ、フランス、ブルゴーニュ地方の農家を参考にしており、ヨーロッパの屋根瓦と石灰岩の乱積みによる外観をそなえています。
別館だけは撮影が許可されていました。中に入ると大きな鹿がお出迎え。
中はまさにアトリエです。そこかしこに作品が置かれていて、みてて飽きません。
レストラン「エミール」
小腹が空いたらレストランへ。2021年1月にオープンしたてのワッフルが人気のお店です。
窓際の席に座ればこの景色を独り占めできます。
レストランの公式HPはこちら。
この日は3種類のワッフルを頼んでシェアで頂きました。どれも美味しかったです。
入口は美術館の手前にあり、レストランだけの利用もできます。
隣接する多々良沼公園とも緑地で繋がっていて、ピクニックがてら1日ゆっくり遊べる場所です。
館林IC出口より約20分とアクセスも良いので、早めの行楽帰りにワンモアスポットとして訪れても良さそうですね。
おしまい。
長期にわたるグランドリニューアルを終えたウェスティン都ホテル京都に行ってきた。ラグジュアリースイートを初体験。
まだ肌寒い3月、都ホテルの時代から何度か泊まったことのある、京都のウェスティン都ホテル京都に行ってきました。
ウェスティン都ホテル京都
ウェスティン都ホテル京都(以下「ウェスティン都」)は2020 年に創業 130 年を迎える歴史あるホテルです。
2018 年 6 月から始まった大規模リニューアル工事もいよいよ終わりを迎え、2021年4月にはさらにラグジュアリーなホテルとして生まれ変わります。
リニューアル工事は段階的・部分的に行われていて、その間もホテルは普通に営業していました。ホテルの規模の大きさがわかりますね。
そんな、グランドリニューアルのオープンを直前に迎えたウェスティン都に宿泊してきました。
場所はこちら。南禅寺のすぐ前です。
実際に行ってきた
今回止まったお部屋は改装したてで内装ピッカピカのラグジュアリースイートです。
ラグジュアリースイート
リビングルーム
入り口を入ると玄関の奥にリビングルームが。普通の一部屋分あるリビングは広々しています。
部屋はリビングルームとベッドルームに分かれていて、おそらくかつてはコネクティングルームだった2部屋を繋げて一つにしたような構造です。
ドアを閉めると完全に別部屋となり遮音性が高いので、寝る時間が異なる同士で泊まっても問題ありませんね。
リビングは2面採光なのでとても明るいです。
正面の窓からはすぐ目の前に南禅寺が見えました。とても贅沢な景色ですね。
ベッドルーム
ベッドルームも広々しています。
バスルーム
ベッドルームの奥、入り口から回り込んで一番遠い位置にバスルームがあります。
ピッカピカのダブルシンク。奥には洗い場のあるゆったりしたお風呂が。洗い場に椅子があるのが日本的で嬉しい。
個人的にはシャワーブースと浴槽は別々に使うことがないので一体の方が良いですね。
この後ろに個室トイレがあります。
アメニティなど
illyのコーヒーメーカーがありました。美味しくいただきました。
テーブルの上にはとても京都っぽい品のある茶器が。
朝食
時節柄、朝食はブッフェ形式でなく、お膳での提供でした。
個人的にはブッフェよりもお膳の方がはるかに嬉しいです。プロの盛り付けが素晴らしいし、バランスよく美味しいものを食べられるからです。
ラウンジ
マリオットのエリート会員なのでクラブラウンジが使えるのですが、時節柄クラブラウンジ自体は営業しておらず、代わりにオールデイダイニングで同等のサービスを提供していました。
クラブラウンジも素晴らしいのでしょうが、ホテルのオールデイダイニングをラウンジ代わりに何度でも気軽に利用できるのも滅多にないチャンスです。
ドリンクは注文形式でちょっと気が引けますが、逆に言えばフルサービスしてくれるのでサービスレベルはアップしてますよね。
ちょっとしたスナックや、夕食時にはオードブルも頂けました。
SPA「華頂」
今回は、オープン直前だったので利用できませんでしたが、グランドリニューアルの最後を飾るのが新しい温浴施設、SPA「華頂」です。
ホテルの敷地内で掘削した天然温泉による大浴場となるようで、スパとしては敷地面積が京都最大級だとか。
デザインはホテルのすぐ隣にある水路閣をイメージ。お風呂は男女ともに半露天風呂と内湯、ジャクジー、サウナもあるとのこと。
次に宿泊した時のお楽しみとしてとってきます。
おしまい。
【ウェスティン都ホテル京都】 の空室状況を確認する - 宿泊 ...
「応挙寺」として有名な兵庫県香美町の大乗寺に行ってきた。円山応挙の絵が埋め尽くす寺はファンでなくても必見。
以前から気になっていた「応挙寺」こと兵庫県香美町の大乗寺に行ってきました。京都の近代美術館で開催された「円山応挙展」で知ってから一度行ってみたいと思っていた場所です。
応挙寺・大乗寺
大乗寺は(天平17年:745年)は高野山真言宗のお寺で、その中には円山応挙一門による襖絵がたくさんああるため「応挙寺」と呼ばれています。
描かれる襖絵自体がお寺の宗教空間を立体的に具現化しており、(各地の美術館に貸し出され展示された状態ではなく)このお寺内で見ることにとても大きな意味があります。
大乗寺の公式HPはこちら。デジタルミュージアムもあり作品を見ることができます。
なお、美術館に貸し出される絵は全て(当然ですが)本物ですが、大乗寺に常設されている襖絵は一部が複製品です。
寺自体は古い作りそのままなので空調もなく外気や風が入り込みます。なので、作品の劣化を抑えるためには当然の対応と言えます。もし全て本物だったら逆に心配してしまいます。
ただし、複製品は非常に精巧にできているので、それと説明されなければ素人にはわかりません。
実際に行ってきた
大乗寺は城崎温泉から車で40分前後、山陰本線で一時間弱の兵庫県美方郡香美町にあります。
首都圏からは、飛行機で神戸空港 へ、高速バスで城崎温泉へ、そこからレンタカーか山陰本線で香美町へ、とアクセスするのが一般的かもしれません。
城崎温泉で前泊か後泊するのも楽しそうですね。
もし日程に余裕があれば、舞鶴あたりに一泊して途中の「天橋立」に立ち寄るのもおすすめです。
なぜならば、大乗寺の襖絵に「天橋立」が描かれているからです。
境内へ
大乗寺はお城のように立派な石塀の上に建っています。駐車場はこの前にあります。
石段を上がって門をくぐり境内へ。
苔が見事な大木がありました。とても絵になります。
そして、円山応挙の像がお出迎えしてくれます。時節柄、しっかりマスクをされていました。
なお、お寺の中は撮影禁止なので写真はここまでです。
受付をすると、数人集まったところで係の方が説明つきでガイドしてくれます。
人が少ない時期や時間なら、待たされることはないと思います。
とても丁寧にわかりやすく説明してもらえるので、大変満足できました。
追加料金になりますが、お寺の二階(天井裏?)の部屋も見学できます。
ここに描かれた絵も素晴らしいので、時間に余裕があれば躊躇わず見ることをお勧めします。
芭蕉庵(うどん)
大乗寺を見学して小腹が空いたら、駐車場のすぐ脇にある芭蕉庵がお勧めです。
ここの手打ちうどんと小鉢は絶品です。
大乗寺に隣接するだけあって、店内は円山応挙の絵が壁一面を覆っています。
まず出されるのが小鉢6品。これがどれもこれも美味しいんです。
肌寒かったので暖かいけんちんうどんを注文しました。
名物の胡麻ダレうどんがこちら。手打ち麺がモッチモチでとても美味しいです。
大乗寺を訪れたなら、こちらの「うどん」がとってもお勧めです。
おしまい。
熱海の隠れ観光スポット「起雲閣」に行ってきた。サンルームのステンドグラスは必見。
熱海といえば何はなくとも「温泉」ですが、他にも見所は沢山あります。その一つ、知る人ぞ知る観光スポットの「起雲閣」に行ってきました。
起雲閣
起雲閣は当初、別荘として大正8年(1919年)に建てられ、かつては「熱海の三大別荘」と呼ばれていた由緒ある建物です。(他の2つは岩崎別荘(非公開)と住友別荘(現存せず))
昭和22年には旅館として生まれ変わり、2000年には熱海市の所有となりました。
旅館の時代には太宰治を始めとする文豪も宿泊したとのことです。NHKの朝ドラ「花子とアン」(2014年)でもロケ地として利用されました。
熱海市の公式HPはこちら。
実際に行ってきた
熱海駅からは公称値で徒歩20分です。
でも、駅からは下り坂が続くので気分的にはもっと早く着きます。
入り口が分かりにくく、下手すると外周を一周回ってしまいます。
入り口は、敷地の北東角(山側かつ駅側)にあるので、海側の大通りには出ないで山側の道で行くと分かりやすいと思います。
東海バスが運行する市内循環バス「湯~遊~バス」を利用すれば起雲閣の前にバス停があるので迷うことがないですね。
1日乗車券もあるので予定する観光スポットが巡回コースに含まれていればお得ですね。
サンルーム
起雲閣の見どころトップはこのサンルーム。
天井をステンドグラスが覆っています。床はタイル張り。
透明ガラスではなくてステンドグラスなので、明るいのに光が柔らかい。室内と屋外の中間にいる感じです。
ここがカフェだったら間違いなく長居してしまいますね。
奥の応接間には暖炉もあります。
起雲閣を訪れた文豪達
実際に起雲閣に訪れた文豪の写真があちこちに展示されています。教科書で見る人ばかりですね。
奥にも暖炉付きの洋間が。この奥にはローマ風の浴場がありました。
庭園
起雲閣は敷地の四方を建物がぐるりと巡っていて、その中央に広々とした庭園があります。
芝生が手入れされていてとても綺麗です。
中央には川が流れています。木々も豊富で四季折々楽しめそうです。
オーシャンスパFuua(フーア)
観光ついでに温泉も入りたい、長時間ゆっくりできる場所がいい、となったらオーシャンスパFuuaがおすすめです。
都内で東京ドームに隣接する温浴施設ラクーア(LaQua)と同じ運営です。
お財布を持ち歩かず館内着でくつろげて、館内では飲食もできるので長時間の利用がおすすめです。(短時間の利用だとコスパ的にもったいない)
ランチがセットになったチケットがお得です。
熱海駅との間を無料シャトルが運行しているので帰り道も安心ですね。
おしまい。
真新しく生まれ変わった京都市の京セラ美術館に行ってきた。建築美が無料で鑑賞できるお得スポット!
まだ肌寒い3月初旬、京都を訪れた際に新しく生まれ変わった京都市京セラ美術館に行ってきました。
リニューアルオープン直後は雑誌の表紙も飾ったりと、とても気になっていた場所です。
京都市京セラ美術館
京都市京セラ美術館は、旧京都市美術館が2020年3月にリニューアルされ、同時にネーミングライツを取得した京セラの名を冠して「京都市京セラ美術館」と生まれ変わったものです。
公式HPはこちら。
場所はこちら。平安神宮の大鳥居のすぐ横です。
実際に行ってきた
地下鉄東西線の東山駅を出て徒歩数分、平安神宮の大鳥居をくぐれば到着です。
コレクションの展示のほか、企画展やイベントなどは入場料が必要ですが、展示場以外のスペースは自由に見て回ることができます。
正面から入って階段を上がると、そこは大きな「中央ホール」が。
優美な螺旋階段を上がると、壁伝いに回廊をぐるっと巡ることができます。
中央ホールを抜けると「日本庭園」が。
正面から見て、中央ホール内の左側の扉をくぐると「光の広間 天の中庭」が。
また、正面入り口の上の階(入り口が地下なので1階)には、本来の入り口であった大階段があります。
大階段を上から見るとこんな感じ。
2階のテラスに出ることもできます。
テラスからは日本庭園ごしに将軍塚の山が見えます。
見たい展覧会やイベントが無くても、建築美だけで十分楽しめるスポットでした。
京都モダンテラス
京セラ美術館と合わせて訪れたいカフェが「京都モダンテラス」です。
場所は京セラ美術館から1ブロック。
1階には蔦屋書店がありスターバックスも併設しています。京都モダンテラスはその上の階です。
店内はこの通り、天井が高く広々とした空間にバーカウンターもあります。
席は沢山あるのですが、人気のスポットなので平日でも待つ可能性大。人数が多い場合は予約必須ですね。
季節が良ければ外のテラス席も楽しめる場所です。とってもおすすめです。
おしまい。
リッツ・カールトン京都に行ってきた。リッツスイート初体験はプライベートな日本庭園テラス付き。
春の暖かさが行きつ戻りつする3月初め、京都に行ってリッツ・カールトンに泊まってきました。
泊まった部屋はガーデンテラススイート。全室がプライベートな日本庭園に面したとてもとても贅沢なスイートルームです。
リッツ・カールトン京都
リッツ・カールトン京都は鴨川のほとりにあり、東山の景色を楽しめる落ち着いた雰囲気のリッチです。地下鉄駅の京都市役所駅から徒歩数分でたどり着ける好立地。
かつては藤田観光のホテルフジタ京都が建っていた場所に2014年に開業した、日本では4店目のリッツ・カールトンです。
鴨川沿いという希少価値の高い立地を選んだところに、外国からの観光客も多く訪れるいわゆる観光激戦区の京都に、満を辞してオープンした意気込みを感じます。
実際に行ってきた
チェックイン
ホテルにはチェックイン時間よりもちょっと早めの昼過ぎに到着しました。
荷物を預けて辺りを散策。
まだ肌寒い時期でしたが、暖かい陽気につられて咲いた桜の木がありました。
ホテルのすぐ目の前が鴨川。天気が良いのでとても気持ちいいです。
鴨川にはその名の通り鴨が沢山いました。
ガーデンテラススイート
お部屋の用意ができました、ということで部屋へ案内して頂きました。
入ってビックリ、3部屋が直線に並んでいて奥行きがすごい。しかも目の前には日本庭園が。
リビングはまるでライブラリかラウンジのようです。
リビングの奥にはベッドルーム。
その奥にはバスルーム。
さらにその奥にお手洗い。
バスルームの前にはダブルシンク(写真は片方のシンクが写っています。)。
さらにその前にはテラスが。テラスにはテーブルと椅子が並んでいます。
全室から日本庭園が望め、直接テラスに出られるという豪華すぎるお部屋です。
ウェエルカム・アメニティ
部屋には和菓子(抹茶煎餅)が置いてありました。
しばらくするとフルーツを持ってきてくれました。
コーヒーマシンはよく見かけますが、この部屋には紅茶を入れるマシンもありました。これは初めてみました。
アメニティではありませんが備品も凝っていて、リビングのテレビにはApple TVが繋がっていました。
自分のアカウントでログインすればApple TV+のドラマや映画が簡単に見ることができます。アプリを入れれば他のストリーミングサービスの番組も見れますね。
ベッドサイドにはTivoliのレシーバーが。Bluetoothにも対応しているのでスマホを繋いで音楽を聴くこともできます。
さらに、反対側のベッドサイドにはペアのスピーカーがありました。
ベッドの両脇でステレオ再生ができたので、音の広がりが抜群でした。
バスルーム
バスルームがまた素晴らしいです。
バスタブが広いし檜のスノコだったのでその香りも楽しめます。
さらに、湯船に浸かりながらテラス越しに庭園の緑が見えます。
そしてバスルームの壁には一面、桜のレリーフが施されていて、間接照明とともに優美に浮かび上がります。
後で気づいたのですが、バスタブの底にも桜の形をした凹凸が施されていました。気がついた時は芸の細かさに感動しました。
プライベートガーデン
この部屋の特徴はなんといってもこのプライベートガーデン。
ホテルの部屋というよりほぼ邸宅です。最上階なのでペントハウスと言っても良いのか。
反対側から見るとこんな感じです。
部屋からは直接見えませんが、テラスに出ると鴨川も見えます。
陽気もよかったので、テラスのテーブルでゆっくりお茶を飲みながらこの景色を堪能しました。
夜にもなれば庭はライトアップされます。
ライトアップされた庭を見ながらお酒を飲む、とても贅沢な時間を体験できました。
フィットネスジム
フィットネスジムは地下2階にあります。
ジムはプールとガラス壁を介して隣同士です。
ランニングマシンで走っていると目の前にプールが見える、という感じです。
若干詰め込んだ感はありますが、その分、ウェイト系のマシンの種類も豊富なので利用価値はとても高いと感じました。
プール
地下2階にあるプールは、ホテルのHPに載った画像で見ると小さく見え、水に浸かる程度しか利用できない風に見えますが、実際は十分泳げる大きさでした。
十分な長さがあるのでしっかり泳ぎたい人も満足できると思いました。ただ、幅は小さいので空いている時を狙って利用すると良さそうです。
プールの脇にはゆったりくつろげるデッキチェア(ほぼベッド)が並んでいて、プール越しに地下2階まで流れおちる滝が見えます。
この滝が幅広く、かつ地上まで吹き抜けているので昼間は陽光が降りそそぎ、地下2階とは思えない開放感を味わえます。
滝とプールを隔てるガラス窓は上に引き上げられる構造になっており、(夏場?)解放されていればほとんど半屋外プールになりそうです。
さらに、プールの両脇に、ミストサウナとドライサウナがあり、どちらも滝が流れ落ちる池?に面して内窓が設けられていて閉塞感を微塵も感じません。
プールと滝とサウナの計算し尽くされた配置に驚きました。
京都の街中の地下にこんな贅沢な空間があるなんて、実際に来てみないとわかりませんね。
このプールとても気に入りました。お気に入りの本と音楽があれば一日中でも居られます。
朝食:「水輝」
朝食は地下1階の「水輝」で頂きました。場所はちょうどプールの真上になります。
なんと朝食はプランに含まれていました。予約時のプラン説明には書いてなかったので、不定期(時期的?)なサービスかもしれません。
チェックインの時に和食と洋食から選べたので、迷わず和食を希望しました。
写真はメインのお膳ですが、他にも食前食後の飲み物や前菜の一品などサーブして頂き、大変美味しく頂きました。大満足です。
通常はブッフェ形式での提供のようですが、今回は時節柄「お膳」での提供でした。
でも、個人的にはブッフェより「お膳」の方が好みです。
立ったり座ったり慌ただしくないし、なんと言っても一流のセレクト&盛り付けですから。
昼食:「LA LOCANDA(ラ・ロカンダ)」
昼食はホテル1階にあるイタリアンレストラン「LA LOCANDA(ラ・ロカンダ)」で頂きました。
このレストラン、朝の時点で予約が一杯。地元の方にもとても人気が高いようです。
遅い時間でよければなんとか、とスタッフさんの配慮で席が確保できました。
頂いたのはランチのコース。写真はメインの料理(二人分)とデザートだけです。
デザートはホテルにショップも入っているピエールエルメ監修とか。朝食に続き、大変美味しく頂きました。
ちなみに、このレストラン内には、明治41年に建てられた「夷川邸」が移築されており、和とイタリアンが融合した空間を目で楽しむことができます。
このレストラン、利用される時は事前予約必須ですね。 一休から予約するとマリオットのエリート会員とほぼ同等の割引が受けられますよ。
リッツ・カールトン京都、全てにおいて素晴らしかったです。パーフェクトなホテル滞在でした。
おしまい。