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フィンラドの首都ヘルシンキにある要塞島、スオメンリンナに行ってきた。夏の夕暮れ時、プラスワン観光に最適!

2017年の夏、フィンランドヘルシンキに滞在中、世界遺産として登録されている「スオメンリンナの要塞」に行ってきました。

ヘルシンキの港から定期船で簡単に行けるので、その様子をご紹介します。

 

 

 

 スオメンリンナとは?

スオメンリンナスオメンリンナ島、スオメンリンナの要塞、いろんな呼び方がありますが、この島はかつて(隣国ロシアの)海からの侵略に備えて要塞が設けられ、その名残として今でも砲台などが残っています。

日本でいうと東京の「お台場」や、最近人気の横須賀にある無人島「猿島」とよく似ています。

場所はこちら。ヘルシンキマーケット広場からフェリーで10分もかかりません。 

スオメンリンナの公式HPはこちら。なんと日本語のページもあります!

www.suomenlinna.fi

 

 

実際に行ってきた

フェリーに乗ってスオメンリンナ

フェリーはヘルシンキ市の公共交通機関(HSL)なのでトラムのチケットで乗船できます

  • HSL(公式HP:英語)

昼間なら平日は1〜2便/時間、週末は2〜3便/時間の頻度で船が往復しています。しかも朝は6時から深夜2時まで船があるので、島で迷ってもビールを飲みすぎても安心?ですね。気が向いたらフラっと行くこともできます。

最新の時刻表スオメンリンナのHPから辿っていくほうがわかりやすいです。

実際にスオメンリンナに行ったのは、昼間ヘルシンキの近隣都市を観光をして帰ってきた後、夕方5時くらいでした。それでもこの明るさです。

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船に乗って景色を見てたらあっと言う間に島に到着します。

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港には迷彩色の船がチラ見えしたりして、すでに要塞島の雰囲気が出ています。

 

島を歩く

天気が変わりやすく、急に夕立雨が降り出したので港近くのミュージアムショップ(博物館に併設)で雨宿りしました。

そこにあった空撮の写真です。島のサイズ感がつかめます。

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もう一つ、冬場の雪で真っ白になったスオメンリンナの写真もありました。きっと極寒でしょうけどとても美しかったです。

外に出ると嘘のように夕暮れの晴れ。レンガの建物が博物館です。

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場所はここ。

スオメンリンナは大きく3つの島が橋で繋がっていて、写真に映る橋はメインの2つの島をつなぐ島です。

なので、行きも帰りもこの橋を渡ることになります。

ちなみに、写真手前の桟橋から水上バスに乗船することができます。 この水上バスはHSLのチケットでは乗れません。マーケット広場とスオメンリンナの先端にある「王の門(King's Gate)」を結ぶ観光船です。

王の門の場所はこちら。

 

 

砲台

きっと初めて島を訪れた人は誰でも島の先端まで歩くと思います。 

ひたすら歩いていくと旗が見えてきます。

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海に向かってせり上がった石垣に登ると、そこには大砲が。

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他には潔いくらい何もありません。

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ギリギリまで傾いた日差しとあいまって、コントラストの高い美しい景色が360度広がっています。

パノラマで見るとこんな感じです。

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まるでカメラの性能を図るために用意されたかのようです。

スオメンリンナ島にはカフェやレストランが多数ありますし、その運営のためにか住んでいる人もいるようです。ホテルもあります。

そこの飼い猫でしょうか、ニャンコにも遭遇しました。

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人に慣れているのかいないのか、近づいて撫でてもガン無視されました。

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こんな「千と千尋」っぽいトンネルがあったり。散歩しているだけでも面白いです。

そこかしこに世界遺産のプレートも。

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ドック

現役なのかわかりませんが、スオメンリンナには造船ドックがあり、高い場所から覗くことができます。なかなかの迫力なのでお勧めです。

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場所はこちら。

  

夕方5時に島に渡って2時間ほど散策、さらに陽が傾いてきました。

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雨に濡れた石畳も綺麗です。傾いた日差しで凹凸がくっきりと浮かび上がって幻想的。

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地ビールレストラン

せっかくならスオメンリンナで夕食を、ということで地ビールレストランに入りました。

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場所はこちら。

港のすぐ近くなので乗り遅れ対策も万全です。

クラシックなバーカウンターがあってブルワリーっぽい雰囲気。

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ビールも美味しかったですが、サーモンのスープが美味しかった。

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帰路

食事も済ませて外に出ると陽が隠れる寸前。これで午後9時くらいです。

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キラキラ光る水面を見ながら一路マーケット広場へ。

停泊する大型船が結構な迫力で、ボーッと見ているのも楽しいです。

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フェリーから撮った動画がこちら。水上バスもちょっとだけ映っています。


2017 08 スオメンリンナ島

夕日に向かって進むこと約10分、マーケット広場に到着です。

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 あとはトラムに乗ってホテルに帰って寝るだけ。

寝る寸前まで観光が楽しめる夏のフィンランド、比較的治安も良い食べ物も美味しいのでオススメです。

スオメンリンナ島は昼間市内を観光した後、プラスワンとして訪れても十分楽しめますよ。時間をうまく使ってトライしてみてください。

 

 

ヘルシンキカードがオススメ

スオメンリンナ島に行くオプショナルツアーはあまり無いようです。あらかじめ日程に組み込まれたツアー旅行などで手配するのが手っ取り早いようです。

HSLのチケットさえ帰ればトラムとフェリーに乗って行けるので、ツアーに申し込む必要性はあまりないと思います。

それでもHSLのチケット購入が不安、という方にはヘルシンキカードがオススメです。公共交通機関だけでなく様々な観光スポットで無料/割引といった特典も利用可能です。

あらかじめ日本で購入して現地でバウチャーと引き換えることもできます。よろしければ、こちらをご参考にしてください。

px.a8.net

 

 

おしまい。