フィリピンのセブからボホール島へ世界最小の霊長類「ターシャ」を見に行ってきた。個人で行くか、ツアーで行くか。
2018年の夏、フィリピンのセブ島に行って際に足を伸ばしてボホール島へ、世界最小の霊長類と言われる「ターシャ(メガネザル)」を見に行ってきました。
ツアーではなく個人で行ってきたので、その様子を交えてご紹介します。
セブからボホール島へ
フェリー発着はPier1
セブからボホール島に行くにはフェリーを利用するのが一般的です。
ボホール島行きのフェリーはダウンタウンのPier1という桟橋から発着します。
滞在するホテルからPier1への移動は(観光客の場合)タクシーほぼ一択です。
英語が苦手でも「ボホールアイランド! ピアワン!」と言えば伝わるはずです。
Pier1の場所はここ。
乗船チケット購入
フェリーのチケットはショッピングモールの旅行代理店で購入可能らしいのですが、旅行代理店が見つからなかったので、港のチケット売り場で乗船前に購入しました。
繁忙期は売り切れになる可能性があるので、事前購入したほうが良いらしいです。
念の為、朝早くホテルを出て港に向かいました。
チケット購入時、IDを確認されるのでパスポートが必要です。お忘れなく。
数社がボホール島行きのフェリーを運行しており、運行会社ごとにチケットブースが並んでいます。売り切れでもない限り、もしくは適当な時間の便がない場合以外は、一番便数の多い「Ocean Jet」を選ぶのが妥当だと思います。
この時もOcean Jetのチケットを購入しました。
乗船クラスには、ビジネスクラス、ツーリストクラス、オープンエアの3つのクラスがあります。無難にツーリストクラスを選びました。
(オープンエア以外の)船内は冷房が効いているので上着があると良いです。
フェリーに乗船
チケットを買ったらゲートを抜けてターミナルに向かいます。 特にチェックはありません。徒歩で素通りです。
ターミナルはこんな感じ。チケットを持っている人は、バスやタクシーでここに乗り付けます。
飛行機と同様に、チェックインと荷物検査があります。
チェックインでは施設利用料?を支払います。(25ペソ)
チェックインの場所がわからず、人の波に揺られてあれよあれよと荷物検査に進みそうになったら、係員が「そこそこ!」とすぐ脇のチェックインカウンターを教えてくれました。
荷物検査の入り口上には電光掲示板で発着便の情報が。
荷物検査を終えたら待合室で搭乗開始を待ちます。
登場が始まったら、ぞろぞろと桟橋を歩いて船に乗船します。
あとは到着を待つだけ。
ボホール島
タグビララン港
タグビララン港に着いてすぐやったことは帰りの便の乗船券購入です。
行きの便を買うときに帰りの便も買えばよかったのですが、急いでいたのと慣れていなかったので後回しにしていました。
乗船券を購入するには下船後に駐車場まで出てターミナルの入り口に回り込む必要があります。(たまたま工事中だったからかも)
窓口では行きと同じ要領で時間を指定してパスポートを見せて購入します。
後に、時間が余ったため早い便への変更も同じ場所で簡単にできました。
移動手段の手配
個人できたので移動手段を自分たちで手配する必要があります。選択肢としては
- ツアーに申し込む
- タクシーをチャーターする
ですが、ツアーだと団体行動なので(行けば楽しいのでしょうが)興味のないアトラクションなど含めまる1日拘束されてしまいます。料金もそれなり。
なのでタクシーをチャーターすることにしました。
タクシーやツアーの呼び込みはフェリーを下船して駐車場に向かう道中、新入生歓迎のごとく花道を作って呼び込みしています。
大抵は料金メニューをもった看板を手にしているので、それを見て申し込むのが手っ取り早いです。
逆に、この歓迎の波が引いてしまうと次の便がつくまで機会が減るのでご注意を。
(実際に帰りの便のチケットを購入している間に波が引いてしましました)
この時は、駐車場に残っていたタクシー運転手に、行きたい場所(この時はターシャとチョコレートヒル)と帰りの時間を告げて、料金を事前に確認しました。
トラブルの元になるので料金は出発前に確認しましょう。
- 料金は、全員分/一人分?
- 料金の通貨は、ドル/ペソ?
- 施設の入場料は、含む/別払い?
が確認ポイントです。
道中、ドライバーは他のアトラクションを勧めてくることもあります。興味がなければ(迷うようなら)はっきりノーサンキューと意思を伝えましょう。
ターシャ自然保護区
港からターシャに会える自然保護区までは車で1時間くらいです。
運転手にもよると思いますが、タクシー運転手がかなりスピード出すのでちょっとハラハラしました。
駐車場にタクシーを待たせたまま、自然保護区の入り口へ。
入り口ではターシャが看板でお出迎え。
自然保護区と言っても中はそれほど広くありません。
生い茂る木々の間を細い道ができていて、順路通りに進んでいくと、係員が立っててターシャのいる場所を教えてくれます。
係員が指さしが方向に目を凝らすと、、、居ました!
とっても小さくて手のひらに乗るほどです。体長10cmくらいです。
観察ルートを歩いていてターシャが居たのは三箇所ほど。
写真がとれるくらい近くにいたのは二箇所でした。
希少動物保護のため寄付する意味でも、機会があればぜひ訪れて見てください。
チョコレートヒルズ
ターシャだけ見て帰るのはもったいないので、ボホール島観光のもう一つの目玉であるチョコレートヒルズにも行ってきました。
チョコレートヒルズはボホール島のほぼ真ん中にあり、港からは車で2時間弱、ターシャ自然保護区からは車で1時間強といった距離にあります。
写真のようにお椀を伏せたような半円形の小山が林立する不思議な景観の場所です。
見渡る展望台があり、その中腹まで車で登れます。
タクシーで行った場合、タクシーは中腹の乗降地に停車できないので、客を降ろすと一旦山をおりて待っています。
帰りは下車時に告げられたタクシーナンバーを乗降地の係員に告げると、係員がタクシーに連絡してくれてタクシーが迎えに来てくれる、というシステムでした。
展望台までは長い階段を登っていきます。足腰の衰えた方にはちょっと辛いかもしれません。
でも展望台からの景色は一見の価値あり。写真のように展望台には多くの観光客が。
目的の観光を終えたら港へ戻り、またフェリーに乗ってセブに帰ります。
個人か、ツアーか
今回は目的を絞って個人手配で行ってきました。
ツアーに比べて出費や時間が節約できたと思います。
ただし、個人手配の場合はその分の労力が伴うので、
- 個人旅行は慣れていない
- たまの休みくらい楽したい
- 時間はあるし節約も不要
- 自分で成し遂げたという達成感は不要(笑)
という方は迷わずツアーがオススメです。
たとえば、ボホール島にターシャを見に行くにはこんなツアーがあります。
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ボホール島日帰り観光ツアー メガネザル&チョコレートヒルズ ジップバイク/バギー体験可!<現地日本語可日本語ガイド/ビュッフェ昼食付き/ボホール島発> | VELTRA(ベルトラ)
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ボホール島日帰り観光ツアー メガネザル&チョコレートヒルズ バギー/ジップバイク体験可!GoProレンタルプランあり<日本語ガイド/ビュッフェ昼食付/セブ発> | VELTRA(ベルトラ)
どれも内容盛りだくさんなので、ボホール島を目一杯楽しむならかなりお得ですね。
おしまい。