山形・庄内の鶴岡市に行ってきた。話題のSUIDEN TERRASSE(スイデンテラス)に泊まって鶴岡市内を散策。
話題のホテルSUIDEN TERRASSE(スイデンテラス)に泊まったのでその様子と鶴岡市内の観光スポットをご紹介します。
なぜ山形の庄内へ?
今回、山形の庄内へ行くきっかけとなったのは主に3つです。
その名の通りスイデンテラスは周りを水田に囲まれていて、願わくば田植えの(水田が水に満ちている)時期に行きたいところですが、まずは行ける時に行ってこよう、ということで行ってきました。
ホテルSUIDEN TERRASSEは雑誌の表紙にもなっています。
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私がみたのは別の雑誌で、様々な日本のホテルを紹介する本でした。オープンしたてのこのホテルが紹介してあり、一目見て行ってみたいなと思いました。
海でも山でもなく、大都会を見下ろす訳でもなく、田園風景を売りにするデザインホテルは日本では珍しいのでは。
ホテルの公式HPはこちらです。
suiden-terrasse.yamagata-design.com
ジェットスターは成田-庄内間が4,900円〜(別途手数料や施設利用料がかかる)。セールを利用したり出発日によってはさらに安い場合もあります。
航空券が安い時期は観光客が少ない時期なので、ホテルの料金も比較的やすくなりますから、可能なら時期を選んでお安く下見旅行に行くのも良いと思います。
クラゲだらけの水族館は、庄内空港から車で30分もかからない海岸沿いにある「鶴岡市立加茂水族館(クラゲドリーム館)」です。
テレビで紹介されているのを見て、庄内に行くならここも絶対!と思いました。
実際に行ってきた
庄内空港からホテルへ
庄内空港からホテルまでは車で20分ほど。ホテルの目の前にバス停「サイエンスパーク」があり車が無くても容易にアクセスできます。
バスの時刻表はこちら。
今回は水族館に行きたいのとキャンペーンで安かったのでレンタカーにしました。
チェックイン
水族館に寄ってからホテルに向かったので、ホテルに着いたのは17時頃でした。
ちょうど日が暮れる時間で、夕暮れの空が鏡のように水面に反射して、ホテルの第一印象は二重丸です。
入り口は1Fにあり、階段を上がったところにホテルの受付があります。
混んでいる時期でもないし、時間帯もずらしてあるのでチェックインはスムーズに完了。料金は予約時に一休.comで支払い済み。朝食付きのプランを予約しました。
チェックインして部屋に向かう通路もガラスとライトの演出がまた綺麗。
鏡のような水面に建物が逆さに映って、まるで浮いているようです。
ゲストルーム
今回予約した部屋は「ハリウッドツイン田園ビュー」です。他にもテラス付きやメゾネットなど様々なタイプの部屋があり、目的に応じて選ぶことができます。
部屋は(建物も)木のぬくもりを生かした優しいデザインです。
冷蔵庫やティーセット、エアコンまでうまく隠されていて余計なものが目に入らないように配慮されていました。
洗面台と浴室、といれは引き戸を閉めると完全に壁の向こうになり、存在を消すことができます。
さらにトイレにも引き戸があり、かつセンサー付きの照明でした。
で、肝心の部屋から見た景色がこちら。
すでに夕暮れ時なので映っていませんが、街明かりと空が反射する水面の間が、一面に広がる田園です。
ボーッと見ているうちに日が暮れて、気がつけばそろそろ夕食の時間。
夕食
せっかくなので夕食はホテルのレストランでいただきました。
木とガラスで囲まれた広い空間に、デザインの異なるテーブルや椅子がゆったりと並んでいて、テラスにもテーブルがありました。
右端にタブレットが写っていますが、メニューと注文はこのタブレットを使って行います。
こちらは前菜の盛り合わせ。
こちらは豚肉料理コースのメインです。
他にもサラダやパスタ、ビールにワイン、デザート&コーヒーなどいただきましたが、どれも美味しかったです。
食後にはテラスに出て一休み。
朝食
朝食はブッフェです。
朝食をとるレストランを宿泊棟から見るとこんな感じです。
下の写真は右端に(映っていませんが)もう一列料理が並んだテーブルがありました。
ほとんどの料理が土地の食材を生かしたもので、どれもこれも美味しかったです。
ブッフェ朝食でこれだけたくさん土地の食材にこだわっているホテルは少ないですね。大抵は2〜3品が置いてある程度かなと思います。
最後にデザートとして選んだのは、柿とヨーグルトのハチミツがけ。
スパ(温泉)
露天風呂のある大浴場は宿泊棟から渡り廊下を渡ったUFOみたいな建物(下の写真右上)にあります。
お風呂の中は撮影禁止なので、ホテル提供の画像(露天風呂)がこちらです。
大浴場にはカードキーをかざして入ります。
UFOの2階が大浴場で、1階がフィットネスジムになっていました。
ライブラリ
ホテルには壁一面の書棚があり、セレクションも凝っていて時間があれば読みたくなる本がたくさんありました。
大浴場も温泉なので、二泊くらいしてお籠りするのも良いかなと思いました。手ぶらで来てもここにある本で時間が潰せそうです。
建物
水田に水が張られる季節でなくても、ホテルの敷地内は水が満たされているので十分「田園の感じ」が出ています。
宿泊棟の通路にはところどころに空が見える吹き抜けが出来ていて、部屋の一つ一つが独立した建物のように感じます。
ちなみに夜はこんな感じです。
ホテル内にショップはありますが、歩いて数分の場所にコンビニもあり、夕食後にコンビニまで散歩した時に撮りました。
ホテルの周りに何もない分、水面に映るホテルの明かりが際立ちます。
田園風景
昼間、部屋から見た田園の景色がこちら。
朝の風景をタイムラプスで動画撮影しました。
タイムラプスで撮ると動きの大きな車(とくに目の前の道路)が目立ちますが、実時間では車が通るのは稀で全く気になりません。
目の前の通りは裏道的な細い道路で、地元の道に詳しい人が朝の通勤時間に通るだけだと思います。
動画の通り、部屋に居ながら雲の影が田園を通り過ぎるのどかな景色を楽しめます。
鶴岡市の市内観光
スイデンテラスに泊まってお籠りステイも楽しいでしょうけど、せっかくなので鶴岡市内を見て回るのも良いと思います。
実際に見て回った観光スポットをご紹介します。スポットは街中に集中しているのでホテルで自転車を借りて、またはバスと徒歩でも十分見て回れます。
致道博物館
時代を感じる建物や文化財がまとまっている博物館です。ホテルから徒歩でも30分の距離です。場所はこちら。
警察署だった建物。色を塗り直したばかりでとても綺麗でした。
2階に上がることができ、旧お役所の建物が紅葉の始まった木々に映える様が見れます。
民家も移築されていて中に入って見ることができます。
他にも庄内らしく昔の漁船を保存した展示や、下の写真真ん中にある旧お役所に展示された歴史ある文化財を見ることができます。
鶴岡公園(「雪の降るまちを」歌碑)
観光スポットではありませんが、鶴岡公園に「雪の降るまちを」の歌碑がありました。
作曲者の中田喜直が鶴岡市で見かけた降雪風景からこの曲をつくったそうです。
石碑のボタンを押すとメロディーが流れます。重々しいダークな出だしの曲ですが、途中で転調するところが何気に好きです。
散策の途中、石碑のボタンを押してしまったがために、しばらくこの歌が頭の中でリピートしていました。
大寶館
致道博物館から鶴ヶ丘城跡のお堀沿いに歩いていくと、真っ白い建物「大寶館」があります。
行った時はちょうど休館日でした。通常は中に入ることができるようです。
旧風間家住宅 「丙申堂」
丙申堂は致道博物館から徒歩で10分ほどの場所に場所にあります。
鶴岡の商家のお屋敷で、ガイドさんが20分ほどかけて案内&説明してくれます。
長ーいうち廊下から見える庭が綺麗です。
この家の特徴は屋根に一面敷かれた石。この屋根の張り替えの様子はビデオで見せてくれます。
すぐ近くの鶴ヶ丘城跡の公園も綺麗です。
ホテル滞在のアクセントに散歩がてら出かけて見るには最適だと思います。(ホテルにはレンタサイクルもありました)
鶴岡市立加茂水族館(クラゲドリーム館)
クラゲ水族館の話は、また今度別の記事でご紹介します。
おしまい。