大林宣彦監督の「尾道三部作」の舞台、尾道に行ってきた。
少し前になりますが、今年3月初旬に広島を訪れた際、日帰りで尾道に行ってきました。
訪れたのは20年ぶりです。
「尾道三部作」とは
映画「時をかける少女」「転校生」「さびしんぼう」の三作品が「尾道三部作」と呼ばれています。
大林宣彦監督が自身の故郷である「尾道」を舞台(ロケ地)として撮影した映画です。
とくに角川映画として大々的に封切った「時をかける少女」の大ヒットは鮮明に覚えています。
主題歌も大ヒットしましたね。
20年前に訪れたときは映画のロケ地が観光スポットとなっていて、ご当地ラーメン「尾道ラーメン」の人気と相まって、尾道は大勢の観光客で溢れていました。
とても懐かしい思い出です。
そんな思い出も振り返りつつ、今回は「あっ、ここは以前来たところだ。」と振り返りながら巡ってきました。
尾道への行き方
空港から
ジャンボタクシー(乗合タクシー)で直に
広島空港からダイレクトに尾道に入るにはジャンボタクシー(乗合タクシー)が利用できます。(※2020年7月時点では運休しています。)
バス・JRをご利用の方へ アクセス時刻表:尾道・向島方面 ⇔ 広島空港・乗合タクシー(9人乗りジャンボタクシー)|広島空港
バス&JR
もしくは、JR三原駅までバスで行き、三原駅から尾道駅まで電車という行き方もあります。
バス・JRをご利用の方へ アクセス時刻表:三原駅 ⇔ 広島空港|広島空港
広島から
JR
山陰本線で(新幹線を使わず)尾道駅まで乗り換えなしで行けます。(ただし2時間弱時間がかかる)
時間に余裕がない場合は、途中新幹線を使うなど必要かもしれません。タイミングがあえば新幹線の新尾道駅利用で時間短縮できるかもしれません。
バス
広島のバスターミナルから尾道駅前まで直通のバスが出ています。
広島⇔尾道・因島 高速乗合バス フラワーライナートップページ 【広島交通】
バスターミナルの場所はこちら(百貨店「そごう」の3階)
出発場所が広島駅に近ければJR、繁華街だったらバス、が利用しやすいと思います。
実際に行ってきた
尾道ラーメン
到着早々、腹が減っていたので尾道ラーメンをいただきました。
入ったラーメン店はこちら。駅から徒歩数分の「喰海」です。
注文したのはオーソドックスにラーメン定食。
カウンター席からは海道が目の前。尾道に来た感がいっぱい。
おのみち海辺の美術館
ラーメン店の前から海道にそって、遊歩道「おのみち海辺の美術館」があり、腹ごなしにはうってつけの散歩道です。
風情のある海を眺めながら歩くことができます。
千光寺山ロープウェイ
「おのみち海辺の美術館」を抜けてさらに歩いてロープウェイへ。
バスもありますが、尾道駅から歩いて行ける距離です。
このロープウェイを登って歩いて降りてくるだけでも、主な見所を見て回ることができます。
下山道「文学のこみち」を歩く観光客がすぐ真下に見えます。
ロープウェイはぐんぐん登って、尾道大橋もよく見えます。
山頂には展望台が。午後には三原方面の海が輝いていて綺麗でした。
瀬戸内海は外海と比べて波の大きさがちょうど良いのか、ほんとにいつ見てもキラキラしてますね。
護摩堂
山頂から歌が書かれた石碑のならぶ「文学のこみち」を歩いて下山すると、中腹あたりで「護摩堂」に辿り着きます。
ここの見所は巨岩「玉の岩」。この岩、昔は夜に光を放って海上を照らしていたとか?
逆に言うと、それだけこの場所は海を一望できる場所、ということでしょうか。
みはらし亭
さらに降ると「みはらし亭」というクラシックな佇まいのカフェがあります。
今回は混んでいて(見晴らしの良い)席が空いていなかったので入りませんでした。
この「みはらし亭」の下の小さな公園の周りには、そこかしこにたくさん猫が居ます。
猫も慣れたもので、観光客にカメラを向けられても全く動じません。
あちらこちらで猫の撮影会が自然発生しています。
三重塔
さらに下ると「三重塔」が。
とても写真映えする場所ですね。
さらに降っていくと、趣ある石畳の坂道。
さらに下るとロープウェイの駅に戻れます。
懐かしい尾道を巡る旅のあとすぐ、ニュースで大林宣彦監督の訃報を知りました。
尾道を訪れた直後だったのでとても驚きました。
映画を通して尾道を紹介してくれた監督にありがとうと伝えたいです。