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徳島の大塚国際美術館に行ってきた。もしもこっちがホンモノだったら!? 妄想で楽しさ倍増!

8月初旬、徳島を訪れた際に、以前から行きたかった大塚国際美術館に行ってきました。

何年か前に、年末の紅白歌合戦のライブ中継にも登場したのでご存知の方も多いはず。

o-museum.or.jp

 

 

大塚国際美術館への行き方

実はこの美術館、行き方が割と難しいんです。

徳島県兵庫県の境、淡路島へと続く鳴門海峡のすぐ脇にあります。 

意外ですが、阪神戸の関西大都市からの方が高速バスでアクセスが容易です。

首都圏からは飛行機で伊丹、神戸、徳島の空港へ飛んで、そこから車かバスで移動する必要があります。

徳島空港に到着後、うまく直通バスに乗り継げればいいのですが、タイミングが合わない場合はバスを乗り継いで向かうことになります。

空港から美術館まで直通のバスもあるのですが、本数が多くありません。代わりに徳島駅からは比較的多い本数の直通バスが出ています。

バスの乗り換えが不安な場合は、一度徳島駅まで行って、駅から直通のバスに乗ると安心ですね。

バスの乗り換えの挑戦して万が一間違えても、街中なのでタクシーを捕まえればリカバリーできますね。

 

実際に行ってきた

今回は徳島空港に朝到着して、そのままバスを乗り継いで大塚美術館に向かいました。

乗り換えのバス停で15分ほど待ちましたが、徳島駅まで戻るよりも効率的に移動できました。

バスに揺られること1時間弱、街中を通り過ぎると景色は一変、大きな橋や曲がりくねったアップダウンの海岸沿い道路など、めくるめく景色の変化に飽きることがありません。あっという間に美術館に到着しました。

チケットカウンター、コインロッカー

入館後にツアーの説明で聞いたのですが、大塚美術館は景観を守るために「山をくり抜いて」作られたそうです。

なので、美術館の入り口はひっそりと山の麓にありました。入り口から先、えっ!建物はどこ?地下なの?と思うような場所です。

チケットカウンターの横にコインロッカーがあります。美術館内にもコインロッカーはあるのですが、荷物が重くて今すぐ預けたい!という方にはこっちが便利ですね。

自分も空港から直接来たので荷物が重く、ここで預けました。

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チケットを購入してゲートを抜けると、長い長い上りのエスカレーターが出現します。

エスカレーターにはショーアップの効果がありますね。昇るに連れて期待が高まります。

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システィーナ礼拝堂

この美術館の最大の目玉は「システィーナ礼拝堂」です。誰でも一度は写真など目にしたことがあるのではないでしょうか?

エスカレーターを登って入館すると目の前の部屋にいきなりこの目玉があります。

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とにかく大きい!緻密!迫力あります。

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美術館では最大の目玉は一番奥に置いて、全館を見て回るよう導線を作るものですが、ここは違いました。入っていきなり目玉です。これは太っ腹です。

この時点で、「素晴らしければ本物かどうかはどうでもいい」という感じになります。

この後も、あれも!これも!と超有名作品がこれでもかと続くのですが、それはぜひご自身で訪れてご鑑賞ください。

ほぼ世界中の有名美術館の目玉作品が見て回れるのでは?

しかも、(当然ですが)素人には本物と全く見分けがつきません

目を凝らして近づいてみても、油絵具の立体感といい(例えは悪いですが)超精巧な偽札を見ているようで少し怖くなるほどです。

もしもこっちがホンモノだったら?」とあらぬ妄想が湧いてきたり、「そもそもホンモノって何?」「誰が確認したの?」「その鑑定は信用できるの?」と疑心暗鬼に。

この「信頼の足元が揺らいでいく感覚」もぜひ楽しんでください。

 

モネの睡蓮の庭

美術館にはモネが睡蓮を描いた庭を模した池があります。日の光を浴びた池はとても美しいです。

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本当にモネの絵を見ているようです。

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この池の中心部には内向きに円形の壁があり、

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その内側にはパリのオランジェリー美術館にあるモネの睡蓮の絵が。

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本家は屋内ですが、こちらは屋外。しかも絵の上には緑が生茂り、現実と融合したモネの睡蓮の絵が素晴らしいです。

そしてこの池の脇には美術館のレストランがあります。

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睡蓮の池を見ながら食事できるというのもすごいですね。ここで昼食をいただきました。

 

7つのヒマワリ

「ここでしか見れない」というか「ここだから見られる」のがゴッホ「7つのヒマワリ」

世界中に散らばったゴッホの「ひまわり」が7作品、一室に並べられている様は圧巻です。

第二次世界大戦芦屋大空襲で焼失した『芦屋のひまわり』までが再現されて並んでいます。

美術館の特色を最大限に生かした凄い企画展示ですね。

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今、世界中で文化財の保護のためにデジタル化保存などの技術が進んでいます。

本物と見紛う複製技術に加えて失われた情報を補う補修技術が加わり、「本物を超えた複製品」を好んで展示・視聴する日が近いような気がします。

 

屋上広場

作品を一通り下の階から見ていくと、最後にたどり着くのが美術館の屋上(山の上に飛び出た建物の一部)です。

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広い芝生と海を見ながら、作品の余韻に使ったり、隣接するレストランで一息入れるのもいいですね。

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一日いても飽きない、というか1日じっくり見てまわる規模の大塚国際美術館でした。

お世辞にもアクセスが良いとは言えない場所にありますが、機会があればまた行きたい場所の一つになりました。

 

 

おしまい。

 

 

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