江戸時代にタイムリープ! 日本最長の宿場町「奈良井宿」に行ってきた。カフェを巡って宿をとってみた。
秋の気配が深まる 10月初旬、以前から気になっていた木曽路の奈良井宿に行ってきました。
奈良井宿とは
かつては江戸と京都を繋ぐ街道として多くの人々が行き来していた木曽路。
その木曽路の中では最も標高の高い宿場町として栄えていたのが奈良井宿です。
詳しくは観光協会のHPがとても充実しているのでご覧ください。
直行バスが便利
なんとなく(漠然とした)行き難い感があったのですが、調べてみたら新宿から奈良井宿までバスで直行できることがわかりました。
新宿から奈良井宿まで、バスならビールを飲んで寝ていても行くことができます。
車で木曽路をサクサク回って見るのも効率的ですが、せっかくの機会なのでバスで行って歩ける範囲をゆっくり自分の足で巡るのも良いと思います。
バスは 奈良井宿の脇を流れる奈良井川脇、木曽の大橋の近くで降ろしてくれます。
実際に行ってきた
木曽の大橋
新宿でバスに乗り、奈良井宿でバスを降りればすぐ目の前に「木曽の大橋」が。
いきなりの観光スポットに気分が上がります。
カフェ深山
バスを降りてちょっと小腹が空いていたら、バス停近くの「カフェ深山」がおすすめです。
場所はこちら。「木曽の大橋」から歩いて数分です。
テラス席もあり、お天気が良ければ外で食事やお茶をするのも気持ちいいですね。
ここお店の目玉は「100年前のカレーライス」です。
甘口であっさりと優しい味でおすすめです。
ちょっとお茶するなら信州産の材料を使った「えごまだれおはぎ」や、
定番のケーキもいいかも。
奈良井宿を歩く
腹ごなしも済んだら早速奈良井宿を歩きましょう。
全長1キロにも及ぶ宿場町、文化価値の高い街並みがそっくり残っていることに驚きます。
町のあちこちに季節を感じる飾り物もあって、歩く人を楽しませてくれます。
道は宿場町の中心に進むに連れて広くなっていきます。
上問屋資料館
中心を少し過ぎたあたり右手にある上問屋資料館は、中に入って見て回ることができます。(有料)
宿屋や土産物屋に改装されていない、昔ながらの家の造りを見ることができます。
奥行きがあって中庭もあり、中には明治天皇が休憩に使った部屋もあって必見です。
長泉寺
さらに少し歩いて右手の奥、長泉寺では見事な竜の天井画を見ることができます。
さらに歩くと道はクランク型に曲がってまだまだ続きます。
宿場カフェいずみや
全長1キロの奈良井宿を歩き端が見えてきたところに「宿場カフェいずみや」があります。
ちょっと一息入れるのにちょうどいい場所です。
思わず入り口を見落としてしまいそうなほど、街並みにしっくり溶け込んだカフェです。
中に入ればこんな感じ。
古い家の感じを残した和モダンな造りがとても落ち着きます。
お茶を飲みながら格子戸越しに街道を歩く人を見ていいると、本当に江戸時代に来てしまった感をも味わえます。
和洋折衷の甘いものを口にすれば歩いた疲れも癒されます。
御宿 伊勢屋
日帰りで見て回れる奈良井宿ですが、ここは宿場町。
せっかくですからここに宿を取って「昔の旅」に想いを馳せましょう。
今回は町の中心に位置する「伊勢屋」に宿をとりました。
さすが雰囲気は満点です。
昔の旅人に比べたら歩いた距離はお散歩ですが、それでも歩き疲れていただく夕食はさらにおいしい。
翌朝、早々と外に出て見ると通りには人通りは皆無。 宿場町を独り占めできます。
洋服を着た現代人も自動車も無い通りは、タイムリープ感がハンパではありません。
こればかりは宿泊した者の特典ですね。
車で通りすがりに観光するのではもったいない、のんびりそしてどっぷりと見て回るのも楽しい奈良井宿でした。
おしまい。