カンボジアの世界遺産、アンコールワットに行ってきた [2] (アンコールトム〜プノンバケン寺院の夕日)
2015年夏、「行ってみたい世界遺産」 のランキング常連、ベスト5には必ず入るカンボジアのアンコールワットに行ってきました。
前回記事はこちら。その続きとしてアンコールトムをご紹介します。
アンコールトム
アンコールトムとは、門や城砦、寺院などから成る遺跡群の総称です。「アンコール遺跡群」の一部として世界遺産に認定されていて、その広さは東京ドーム60個分もあるそうです。
じっくり見て回ると1日あっても足りないほどひろいでが、脚力と時間があれば自転車を借りて自力で見て回ることも可能です。
実際に自転車で遺跡を巡っている観光客はいましたが、そのほとんどは時間も体力もありそうな若者やバックパッカー達でした。
では、アンコールトムで実際に訪れたメインの遺跡をいくつか紹介します。
バイヨン寺院
バイヨン寺院は(ダウンタウンから見て)アンコールワット寺院よりさらに北に行った(位置的には北西)場所にあります。
アンコールトムの目玉とも入れる場所なので、ここは外せない場所ですね。
ホテルに手配してもらったトゥクトゥクで見てまりました。
アンコールワットの前を通り過ぎて、一度右に曲がったら真っ直ぐ行くとバイヨン寺院に到着します。
入り口から見た全体像はこんな感じ。威風堂々した佇まい。
回廊を歩いて行くと、バイヨン寺院の特徴でもある有名な四面像が。
なんでも観世音菩薩像を模していると言われており、通称「クメールの微笑」。
大きさは顔だけで2メートルほどの大きさです。
バイヨン寺院でこの四面像が彫られた塔があちこちにあり、旅行パンフレットでよく使われている像が一体どれなのか、正直なところ自身がありませんでした。
四面像以外にも見ごたえのある大きな遺跡です。
タプローム
タプロームは巨大な樹木の根が遺跡に巻きついた写真が有名ですね。
アンジェリーナ・ジョリーが主演した映画「トゥームレイダー」のロケ地でも有名です。
その手前には見学用というか撮影用というか(おそらくは遺跡の保護のため)木製のお立ち台ができていました。
他のアンコールトムの遺跡もそうですが、いまだに修復中なのか、崩れた石材がそのまま?放置されています。
その放置された石材がこれまた遺跡感を漂わせていて、これはこれでOKだと思うんですが。
完全に修復してしまうと、ちょっと風情に欠ける気もしますね。
とは言え、ここまで放置状態なのもどうかなと思ったりもします。程度というのは難しいですね。
プノンバケン寺院
プノンバケン寺院はアンコールワット寺院から見てバイヨン寺院の手前にあるプノンバケンの丘の上に建つ寺院です。
アンコールワットの夕日の名所として、夕暮れになるとあちこちから観光客が押し寄せてきます。
丘のふもとには集まってきた観光客目当てに露天商や像!?もいて大にぎわいです。
集まった観光客がぞろぞろと列をなして丘を登っていきます。
登りきった丘の上では、寺院に登るための階段がまた人だらけ。
早めに登った観光客(自分たちも)は暑い日差しを避けて日陰に身を寄せます。
寺院は崩れ落ちた遺跡なので屋根がはなく、わずかな日陰に人が肩をよあって暑さをしのいでいました。
男女問わず、日傘を携帯することをお勧めします。
この日はあいにく雲が多く、地平に沈む夕日は拝めませんでした。
暗くなると下りの坂道が危ないので、懐中電灯を持っていると安心です。
日が暮れると観光はできないので、遺跡を巡る1日の締めくくりとしてはベストな場所だと思います。
アンコールワットの旅のつづき、こちらの記事もどうぞ。
おしまい。