マレーシアのクアラルンプールから日帰りでバトゥケイブ(バトゥ洞窟)に行ってきた。首都から気軽に行けるヒンドゥー教の聖地は圧巻。
マレーシアの首都クアラルンプール に滞在中、近郊の観光スポットして有名なバトゥ洞窟に行ってきました。
電車一本で簡単にアクセスできるバトゥ洞窟は、そのアクセスのし易さとは反対に見応えあるヒンドゥー教の聖地でした。
バトゥ洞窟とは
バトゥ洞窟(Batu Caves)は、マレーシアのセランゴール州にある巨大な洞窟に作られたヒンドゥー教の聖地です。
場所はこちら。
何と言っても山腹の洞窟入り口まで続く色ざやかな階段とその横に立つ巨大な金色の像の印象が強く、その写真は一度見たら釘付け(訪れずにはいられないほど)のインパクトがあります。
行き方
バトゥ洞窟への行き方はとても簡単です。
首都クアラルンプールの玄関であるKLセントラル(KL Sentral)駅から近郊鉄道(KMUTER)にのれば、最寄りの駅まで乗り換えなしで行けます。
しかもバドゥ洞窟の最寄駅が終点なので、間違いようがありません。
電車のチケットは事前に鉄道会社(KTMB)の公式HPから購入できます。
もしくは、マレーシアの交通系プリペイドカードであるTouch’ n Go (タッチアンドゴー)カードがあれば、さらに簡単にチケットレスで行くことができます。
「マレーシア touch n go」で検索すれば、購入方法など日本語の情報も沢山あるので参考にしてください。個人で数日滞在するなら必須アイテムです。
ちなみに私はKLセントラル隣接のショッピングモール内にある「Touch’ n Go」直営店?で購入しました。
その場でチャージ金額含めカードで支払いできるので手間が省けて便利です。チャージ機もその場にあるので、カード購入とは別にチャージだけもOKです。
なお、このカード本体は買い取り式なので日本の交通系電子マネーのようにデポジット金は戻ってきません。
実際に行ってきた
KL SentralからBatu caves駅へ
前述しましたように、アクセスはとても簡単です。
KLセントラル(KL Sentral)駅では、行き先がバドゥ洞窟(Batu caves)行きの電車に乗るだけです。
迷っても駅員に「Batu caves?」と聞くだけで教えてくれるでしょう。
乗る電車(KMUTER)はこんな電車です。車内はとても綺麗で、椅子が横向きで通勤電車といった感じでした。
イポーに行く時の電車は激寒でしたが、こちらは近郊鉄道なのでデッキもなくドアも多く、半袖半ズボンでも平気でした。
終着駅=目的地に着いたら帰りの電車を確認。どれに乗ってもKLセントラルに戻れます。滞在時間は1時間もあれば十分です。
ちなみに、駅の中(改札横)にトイレがありました。有料ですが比較的綺麗(清潔)だったのでお勧めです。
駅からバトゥ洞窟へ
洞窟は駅から徒歩5分ととても近いので、人の流れに着いていくと、あっという間に着いてしまいます。
駅を出てすぐ、まっすぐそびえる大きな岩がお出迎え。この土地の地形のユニークさがよくわかります。
そろそろかな、と思って角を曲がるといきなりこの光景です。
当然、この広場は世界写真撮影大会状態です。負けずに参加しましょう。
勝てる(納得いく)写真が撮れたら、気の遠くなるような長い階段に向かいます。
昔の写真と比較してみると、この階段が極彩色に塗られたのは最近のようで、この色鮮やかさ(写真映えの良さ)がバトゥ洞窟をさらに有名にしたのではと推測します。
階段の入り口で上を見上げると、門の装飾の細かさがよくわかります。巨大像の迫力も満点です。
階段には野生の猿が沢山います。
猿が持ち物(食べ物や飲み物)に手を出すようなので注意しましょう。(門のところで注意されている人がいました。)
バトゥ洞窟の内部へ
階段を上り切るとそこが洞窟への入り口です。
この洞窟がまた巨大(広い)で驚きます。
洞窟内に大きな寺院があり、さらにその先にまた階段が!
洞窟の天井は高く、所々に穴が空いていて日光がさしています。
照明も複数あり、とても明るく、洞窟イコール暗い(怖い)といった感じは全くありません。
洞窟内をさらに進んでいって、また階段を上ります。
階段を上り切るとそこには小さなお寺?があります。この周りは一周できます。
この空間は上がすっぽりと抜けています。
奥から洞窟の入り口方向をみるとこんな感じです。
とても洞窟の中とは思えない広さです。
戻りは(当然ですが)登ってきた階段を降りていきます。
遠くまで見通しが良く、階段の高さが実感できます。
門の裏側も装飾がびっしり。色あざやかで見ていて飽きません。
バトゥ洞窟はアクセスも簡単な割には見応えたっぷり(入場料も無し!)なのでとってもお勧めです。
マレーシアは規模の大きいモスクもたくさんある一方で、このようにヒンドゥー教の聖地も規模が大きく荘厳で、国の多様性が素晴らしいと感じました。
おしまい。