ニュージーランド最高峰の山、マウントクックに行ってきた。ハーミテージホテルに泊まってハイキング。
2014年の1月末、ニュージーランドに行った際に南島にあるマウントクックに行ってきました。人気のホテルハーミテージに宿泊してハイキングもしたのでその様子をご紹介します。
マウントクック国立公園
マウントクックは、ニュージーランドの南島にあるニュージーランド最高峰の山です。正式名称は「アオラキ/マウント・クック」で「マウント・クック」は通称だそうです。アオラキ山の標高3,724メートルなので富士山とほぼ同じ高さですね。
山の周辺は国立公園に指定されていて世界遺産にも登録されています。
公園は国が整備しているので、とても綺麗なハイキングコースがいくつもあります。山登りの装備がなくても、健康な足と履き慣れた運動靴さえあれば親子でハイキングを楽しむこともできます。
アオラキ/マウント・クック国立公園の公式HPはこちらです。(英語)
ハーミテージホテル
ハーミテージは国立公園内にあり、雨天時のレクリエーション用にシアターもある大規模な宿泊施設です。レストランなどの設備も充実していて、山岳リゾートホテルと言っていい人気の高いホテルです。
ホテルの公式HPはこちら。HPは日本語にも対応していて、山好きの日本人観光客が多数訪れることが想像できますね。
このHPから直接予約を入れることもできます。安くて景色のいい部屋は予約がむずかしいので、予定が決まったら早めに手配することをお勧めします。
日本のツアー客が多いためか、大手の旅行会社が部屋を抑えている場合もあるので、お目当の部屋が見つからない場合でも、根気よく調べてみてください。
ハーミテージホテルはアオラキ山に向かって建っています。なのでホテルからはこのとおり三角に尖ったアオラキ山が目の前に見えます。
ホテルの正面はこんな感じです。
奥にある高い建物はあとから増築されたタワー棟です。その手間に低階層の宿泊棟があり、レストランやシアターは手前の建物に集中しています。
ホテルを裏山からみるとこんな感じ。
アオラキ山に向かって建っているのがよくわかりますね。
ホテルには「サー・エドモンド・ヒラリー・アルパインセンター」というシアターがあり、大自然の映像やプラネタリウムなどを上映しています。
シアターの名前にもなっているエドモンド・ヒラリーの銅像がホテル前に立っています。
エドモンド・ヒラリーはニュージーランド出身でエベレストを初登頂した登山家です。冒険家であるだけでなく、人権活動家としても活躍したエドモンド・ヒラリーの偉業を記念してこのセンターが建てられたそうです。
この銅像、ビシッとアオラキ山を見つめているんですよね。カッコいいです。
チェックイン(お部屋)
偶然にも旅行会社が確保していた眺めが良くてお安い部屋に泊まることができました。
低階層の部屋でしたが、窓からの景色はこのとおり。
正面にアオラキ山が見えます。ベランダも付いていて、デッキチェアに座ってのんびり山を眺めることもできました。
ちなみに、窓ガラスの真ん中にエドモンド・ヒラリーの顔シールが貼っていありました。衝突帽子のシールでしょうか。気が利いていますね。
ベランダに立つのこの景色。
左を向けば山肌を覆う氷河がすぐ目の前に。
でもやっぱりアオラキ山に目が行きます。美しい山ですね。
パノラマレストラン
ホテルに二泊したので、それぞれ異なるレストランで夕食を頂きました。
パノラマレストランは国立公園の中で最もお高い高級レストランだと思います。その名の通り、アオラキ山を正面にマウントクックの大パノラマを見ながら食事することができます。
チェックイン時に「事前に予約したほうがいい」と言われたので「眺めのいい席を」希望で予約を頼んだところ、レストラン内で最も良い席(最も景色がよく見える窓際)に座れました。
夕暮れ近い山々を見ながら頂いた夕食がこちら。(二人前)
まずパンと飲み物の次に前菜。そしてスープ。
メインのお肉(ビーフ)。大きい!
こちらはメインのお魚(サーモン)。しっかり焼いてあって美味しい。
シメは甘いもの。チョコレートと、
こっちはストロベリーのシャーベット。
アルパイン・レストラン
ホテルにもう一つあるレストランはブッフェ形式です。
品数は豊富で、お肉はもちろん、
日本食(お寿司とか)もありました。
朝食もこちらのレストランです。
スノーライン・バー
さすがリゾートホテル、バーもあります。
いかにも山岳リゾートといった雰囲気満点のバーでした。
山の夜はわりと暇なので、雰囲気のあるバーで一杯できる時間は貴重ですね。
ホテルには他にもカフェもあり、ドリンクや軽食ならばそこで頂くこともできます。
おすすめハイキングコース
せっかく国立公園内に宿泊するならハイキングすることをお勧めします。数時間しか時間なくても、ちょっと歩き回るだけでも十分楽しめます。
実際に歩いたお勧めのハイキングコースをご紹介しておきます。どちらも半日あれば十分楽しめます。
第二吊り橋
氷河が溶けてできたミューラー湖の向こう側にある吊り橋を目指すコースです。往復約2時間です。
ホテルを出て歩き始めると、広い草原が広がります。
オートキャンプ場を超えてさらに行くと、上に登る脇道が左側現れるので、時間があればそこを登ってみてください。
見晴らしが良く、遠くのテカポ湖まで見えます。
パノラマで北見を振りかえるとこんな感じ。
左端にハーミテージが見えます。拡大するとかんな感じ(下)です。しっかりこっちを向いてますね。
この場所にはこんな石碑がたくさん。
さらに歩いて行くと、吊り橋が見えます。
まだ先に道があるので言ってみたくなるのが人情ですが、時間がない場合はここで引き返しましょう。
時間に余裕があればその先のフッカー湖を目指しましょう。このルート(Hooker Valley Track)の詳しい情報はこちら。(国立公園HP:英語)
ケアポイント
もう少しお手軽なコースがこちら。氷河をより間近に望める場所まで歩くコースです。
オートキャンプ場のあたりまでは、第二吊り橋を目指す道を同じです。
その先がゆるやかな登り道になり、最終地点ではこのとおり、目の前にせまる氷河を見ることができます。
1.5時間ほどで往復できるので、ちょっとした空き時間にも行けますね。
このルート(Kea Point Track)の詳しい情報はこちら。(国立公園HP:英語)
お勧めツアー
マウントクックはニュージーランドでも人気の観光スポットなのでツアーも沢山あります。
現地に宿泊していて、ハイキングに連れて行ってもらうツアーや、クライトチャーチからクイーンズタウンに移動する道中に立ち寄れるお手軽なツアー、途中ハーミテージに一泊したり、昼食だけ(宿泊なし)、など選択肢が多数あります。
長距離バスはクライトチャーチからマウントクックまで、マウントクックからクイーンズタウンまで、などのツアーもあるので旅の予定に応じて色々アレンジできますね。
あと、個人的に気になったのが「氷河ボートクルーズ」。湖でボートに乗って氷河を見て触れる、というツアーです。氷河クルーズができる場所はなかなか無いそうです。
おしまい。