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ドブロブニクから日帰りでムリュト島(MLJET)へ行ってきた。島の中の島「聖マリア島」までの行き方をご紹介!

ドブロブニクの旧市街は1日もあればざっと見て回れます。

じっくり見ようとしても3日もあれば十分かな。あとはアクティビティとか。

ドブロブニク近辺は旧市街以外にも見所はたくさんあります。

時間に余裕があったので、アドリア海のクルーズも兼ねて、国立公園にもなっている「ムリュト島」を日帰りで訪れることにしました。

 

ムリュト(MLJET)島とは?

ムリュト島の場所はここ。ドブロブニクの西にあり、船で1時間半ほどの位置にあります。 

島の西側が国立公園になっていて、自然が豊かな島です。

島の中の湖に島「聖マリア島」がある、島が入れ子(島 in 島)になっている面白い島です。

しかも、しかもその「聖マリア島」には修道院があり、ボートで訪れることができます。

ムリュト島の国立公園のオフィシャルページはこちら。(英語)

Homepage - Nacionalni park Mljet

どうやって行くの?

ドブロブニクからムリュト島への行き方は大きく分けて2通り。

  • オプショナルツアーに申し込んで連れて行ってもらう。
  • 自分で船に乗って行く。

オプショナルツアーの場合、ムリュト島の対岸にあるストンという街までバスで行って、ストンから船でムリュト島に行くのが定番ルートのようです。

ツアーはホテルで申し込めますし、旧市街を歩いていると呼び込みも沢山ありました。

アドリア海クルーズも兼ねて島に行きたいのに、大半をバスで移動するのはなんだか気が引けます。

一方、ドブロブニクの港からムリュト島行きの船も出ているので、この船のチケットが買えればドブロブニクから直にしかも自力で行けます。

自力で行けば現地での行動は自由だし、団体行動で急かされることもなく気楽、しかも船代だけなので格安です。

ここは頑張って自力で行くことにしました。

 

フェリーに乗って島へ

ドブロブニクから出ている船はG&V Lineという会社のフェリーです。

船の時刻表はこちら。

G&V line d.o.o. - Dubrovnik

曜日によってはコルチュラ島まで行く日もあります。季節によっても違うので間違えないように注意しましょう。

船代は「Prices - Ticket Sale」のリンクから見れますが、これも季節によって違うのでご注意を。

あとドブロブニクの観光業界は変化が激しい(運営会社が変わったりする)ので、その点でも最新情報は要確認です。

船の出航場所はこちら。ドブロブニクの港になります。

 ホテル「ペトゥカ(PETKA)」が目印です。そのすぐ向かいから出発します。

 市バスの停留所がホテルペトゥカのちょっと手前だったので、桟橋まで徒歩数分でつきます。

初めてなので余裕を見て出航の30分前に着いたところ、すでに船が停泊していました。

なかなかカッコイイ船なので気分が上がりますね。f:id:stage7:20190819141649j:plain

この船の反対側に券売所があります。

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いたって質素な小屋?なので戸惑いましたが、ちゃんと「G&V Line」とか「MLJET(ムリュト)」と書いてありますね。

「ムリュトまで往復」と行ったら「どの港?」と聞かれました。

港の名前がわからず返答に困っていると、「国立公園?」と聞かれたの「YES」と即答。

すぐに発券してもらい、「2つ目の停泊所で降りてね」とアドバイスもらいました。

ちなみにカードはNGで現金払いオンリーでした。

乗船券を手に入れたら、あとは出航をまつだけ。

出航ギリギリまで沢山の観光客やキャンパー、バックパッカーが集まってきます。

船は二階建て。高速船なのでデッキには出られません。

乗り込んですぐに2階の座席は満席になりました。

 

島に着いたら

フェリーはムリュト島の普通?の港に止まった後、国立公園の港に止まります。

港町の名前はPolače(ポラーチェ)です。

曜日によってはここが最終目的地なので、帰りの便まで船は港に停泊したままです。 

ポラーチェはこんな感じの美しい港です。

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かっこいいフェリーが美しい水面に映えますね。

すこし離れた場所には富裕層のクルーザがいくつも停泊していて、ヨーロッパのリゾート感、地中海感が半端じゃないです。

船から降りて桟橋の先に観光案内所がありますが、ここで入手できるのは島の地図くらいでした。

 

ムリュト島を観光する

ムリュト島を日帰り観光する場合の一般的な流れをご紹介します。

多くの人が同じような流れで行動していたので、これが日帰りコースなのかなと思います。

国立公園の入場券を買おう

島に向かって右側に数十メートル行くと、国立公園の入場券売り場があります。

多くの人がここに向かうので付いていけばすぐ分かると思います。

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入場券をチェックするゲートがあるわけではないので、うっかりすると通り過ぎてしましそうですが、ここで購入することをお勧します

なぜならば、入場券には島内の湖畔までの送迎、聖マリア島に渡るためのボート代が含まれているからです。

送迎はワゴン車なので10人ほどしか乗れませんが、フェリー入港直後はピストン輸送してくれるので待っていればすぐに次の迎えがきます。(他の時間は1時間に1便程度)

はじめは歩いて行こうか、あるいは港に点在するレンタサイクルを利用しようかと考えていました。

しかし、実際島に着いてみたら割と高低差がある地形だったレンタサイクルは断念し、日差しが強くて暑いので徒歩も諦め、送迎車で湖まで送ってもらいました。

割と距離があったので、車に乗って正解でした。歩いたら1時間ちかくかかったかも。

送迎車は湖畔の観光案内所兼売店の前まで連れて行ってくれます。

その場所がこちら。

このすぐ手前から聖マリア島に渡る小さなボートが出ていて、運良くすぐに乗ることができました。 

で、聖マリア島の場所はこちら。

とりあえずムリュト島に着いてからどう行動するか考えよう、と悠長に考えていましたが、蓋を開けてみたらあれよあれよという間に気がつけば目的の聖マリア島にたどり着いていました。

島に着いてすぐに国立公園の入場券を買って正解でした。

 

聖マリア島

湖畔からボートに乗って聖マリア島へ渡る(復路も)様子をビデオに撮りました。


ムリュト島:聖マリア島へ渡る

聖マリア島には修道院とオープンエアのレストランが2件(船着場前に並んでる)あります。

修道院の礼拝堂はこんな感じで質素ながらも厳かな感じが漂っていました。

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礼拝堂のすぐ外、こんな石の門を抜けると、

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いかにもな「撮影ポイント」があります。

日帰り観光(水着になって泳いだりしていない人)のみなさんは、ここで写真を撮っていました。

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このすぐ脇では湖で泳ぐ人や、水着のまま散歩している人もいて、みなさん過ごし方は様々ですね。

聖マリア島は湖の端っこにあるので、近いところでは湖畔まで数十メートル。強者(子供)達はボートに頼らず泳いで渡っていました。

また、聖マリア島はとても小さいので、10分もかからず一周できていまします

島を一周して船着場に戻り、オープンエアのレストランで休憩して戻りのボートに乗りました。

戻りのボートは数十人が乗れる大きなボートでした。戻り着いた場所は来る時とはちょっと離れていたので、帰りは元の場所まで湖畔を10分くらい歩きました。

もともと湖畔を散歩するつもりだったので一石二鳥です。

その間、水着を持っていていたので、せっかくなのでちょっと泳いだりして。

着替える場所が見当たらず、トイレで着替えました。

あちらの方々は慣れているようで、器用に持参したタオルやらを体に巻いて着替えてしまいます。さすが、女性も全然臆することがないですね。

ちなみにこの湖、淡水湖かと思ったらちょっと塩っぱい。あとで地図をよく見たら端っこが海とつながっていました。

 

Polače(ポラーチェ)港

帰りのワゴン車にのって再び港へ向かいます。(送迎車の時刻表は湖畔の案内所にありました。)

帰りのフェリー出発まで時間があったので、港の近くのビーチでのんびりした時間を過ごしました。

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そのビーチがこれまた綺麗!!

沖合にクルーザーやヨットがいくつも停泊していて、雰囲気も素晴らしい。

早めに港に戻ってこっちで泳げば良かった、とちょっと後悔。

港の近くにはローマ時代の城壁?跡もあり、写真撮影スポットになっていました。

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これは観光案内所前で毛づくろいする黒猫。

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島の滞在時間はたっぷり6時間。

石造りの町並み散策に飽きたら、思い切ってムリュト島に足を伸ばして損はないと思います。

風光明媚な地中海の自然に癒されること間違い無し。

夏なら水着持参されることをお勧めします!

 

丸一日はちょっと余裕ない、という方にはドブロブニクのすぐ近くのロクルム島がお勧めです。こちらの記事もぞうぞ。 

ittekita.hatenablog.com

 

 

 

 

おしまい。