磐梯山を望む高原リゾート、星野リゾート 磐梯山温泉ホテルに行ってきた。東北最大級のスキー場「アルツ磐梯」がすぐ目の前。
2月の半ば、裏磐梯にある星のリゾート、磐梯山温泉ホテルに行ってきました。
ホテルの目の前にある東北最大級のスキー場「アルツ磐梯」でスキーも楽しんできました。
星野リゾート 磐梯山温泉ホテル
磐梯山温泉ホテルは「アルツ磐梯」スキー場に併設するホテルです。
スキー場がホテルの併設施設とも言えますね。いく季節によってどちらが主体になるか変わってくるところです。
場所はこちら。
最寄駅は磐越西線の磐梯町駅か翁島駅ですが、ホテルの無料シャトルバスは猪苗代駅から発着しています。
もしくは有料かつ冬季のみですが郡山駅からもシャトルバスが出ています。これはホテルだけでなく日帰りでスキー場へ行く客むけのバスでもありますね。
郡山駅からホテル(スキー場)までは約1時間ほどです。
バスはシーズンによって運行が変わる可能性があるので事前に確認すると確実です。
実際に行ってきた
郡山駅からホテルへ
今回はスキーも楽しみたかったので、朝早く郡山駅に到着し、有料のシャトルバスを利用しました。
郡山駅では新幹線口を出てすぐ近くに乗り場がありました。
シャトルバスは荷物室もある大型のバスなので荷物が多くても安心です。
チェックイン
チェックインは15時ですが、手続きは朝到着してすぐにホテルのレセプションで可能です。
ホテルの更衣室やロッカーも無料で利用でき、ホテルの前からスキー場に滑り出すことができます。
1日スキーを楽しんだ後、15時過ぎに鍵をもらい部屋へ。
広くて清潔感があり、ロータイプのベッドやデスクで部屋がより広く感じます。
部屋はレイクビューでした。(反対側はスキー場が見えるはずです)
ロビー
ホテルのロビーは会津の郷土感漂う造りで至る所に「赤べこ」が。
ラウンジのテーブルにも「赤べこ」が。
夕食ブッフェ
夕食はブッフェです。品数多く、郷土料理も多数ありとても楽しめました。
ブッフェだと混んでいる時などいちいち料理を撮りに行くのが面倒な時もありますが、ここではホテルのスタッフが気を利かせて(〜はいかがですか?と)頻繁に巡回してくれるので食事に集中できます。
お蕎麦の盛り付けはブッフェっぽくない完成度。
デザートもたくさんあり、いっぱいの腹に鞭打ってでも食べたくなります。
ハッピアワー
夕食が終わる頃、ちょうどロビー脇のバーカウンターではハッピアワーが始まります。
しかも宿泊客には一杯無料サービスも。
さらにこのバーカウンター前では日本酒講座が開催されて、日本酒の試飲もできました。大満足です。
お風呂
大浴場は地下です。
露天風呂はありませんが、浴槽からは吹き抜けから空が見える造りなので開放感はあります。
湯船にリンゴが浮いていて郷土感が出ていました。
さらに、湯上りの涼所には無料で食べられるアイスキャンディーが用意されています。他の星野リゾートでもあるサービスですが、これとても嬉しいですね。
アルツ磐梯スキー場
ホテル前のスキー場「アルツ磐梯」は本当に広いスキー場です。
ちょうどこの時は行き不足で一部コースが滑れませんでしたが、それでも全く飽きることない広さです。
リストを乗り継いで一番奥のコースまで行くと、あとで戻ってくるのも一仕事。
眼下には猪苗代湖を見ながらロングコースを滑るのはとても爽快でした。
林間コースから間近にみえる磐梯山も素晴らしい眺めです。
スキー場もホテルも大満足でした。
「アルツ磐梯」は初めてでしたが、また行きたいスキー場の一つになりました。
おしまい。
函館七飯スキーパークに行ってきた。函館市内から簡単にアクセスできる絶景4kmのスキー場。山頂には絶景鑑賞カフェが。
2月中ばに北海道は函館市に行ったとき、スキーを楽しむため函館七飯スキーパークに行ってきました。
函館七飯スキーパーク
函館七飯スキーパークは函館の大沼近くにあるスキー場です。
北海道でスキーというと、ニセコやルスツ、サホロやトマムが有名ですが、探してみると他にも魅力的なスキー場がたくさんあります。
そのほとんどが道央や道東に集中していますが、探してみると道南にも規模の大きなスキー場がありました。それがこの函館七飯スキーパークです。
私も今回「せっかく冬に北海道に行くならスキーがしたい」と思い、行く先の函館近くで探して知りました。
3kmを超えるロングライドのゴンドラで山頂まで一気に上がり、滑り降りるコースの距離は最長4kmと北海道ならではのロングランスキーが楽しめます。
しかも、雪質は他の北海道のスキー場に負けないクオリティ。
さらに、他のスキー場に比べると空いています! ロングスロープの前を見ても後ろを見ても誰もいない!なんてことも普通にあります。
宿泊場所は大沼近くにもありますが、お勧めは函館駅近辺のホテル。
駅近ならスキー場にも簡単にアクセスできるので、昼にスキーを楽しんだあと夜は夜景などの市内観光と美味しい食事を楽しむことができます。
実際に行ってきた
アクセス方法は、函館駅から大沼駅までJR、大沼駅からスキー場までは無料のシャトルバスを使うと便利です。
函館駅からスキー場へ
まずは函館駅で電車に乗り大沼駅に向かいます。乗車時間は40分弱。
函館駅は新しくなりました。すぐ近くにはホテルがいくつもあり、ちょうど駅直結のJRホテルも建設中でした。
長万部行きの電車で出発です。
平日であれば、スキー用具など大荷物でも気兼ねなくボックス独り占めできます。
途中で新幹線接続する函館北斗駅を超え、大沼が見えてくるとこの景色。
雪景色の湖面と駒ヶ岳の美しさに目を奪われていると、次が大沼駅です。
スキー場のシャトルバスは大沼公園駅からも出ていますが、大沼駅の方が函館寄りなので大沼駅で降りて待ちます。
駅舎の中はこんな感じ。ストーブがいい味出しています。
スキー場のシャトルバスは電車の発車の時刻と合わせているようで、それほど待つことなく(場合によってはもう待っている)乗車できます。
シャトルバスに揺られて15分弱でスキー場に到着します。
バスが発着する駐車場のすぐ横にゴンドラステーションがあり、このステーションの一階に更衣室やロッカー、レンタルショップやリフト券売り場があります。
いざ山頂へ
着替えてリフト券を買って階段を上がってゴンドラに乗車。
しばらくすると背後には駒ヶ岳と大沼の大パノラマが広がります。
さすがに3km超えの今度らは乗りごたえありますね。
ちなみに日本最長のゴンドラが苗場のドラゴンドラで5.5kmで25分もかかります。
その様子をタイムラプスムービー(早回し)で撮影しました。こちらです。
測っていませんが、こちらも乗車時間は10分強はあったと思います。
標高が上がるにつれて刻々と景色が変わり、山頂近くになると樹氷が見え始めます。
いよいよ山頂に到着。ゴンドラを降りると樹氷に囲まれた美しい景色がまっていました。
スキーやスノボをしなくても、この樹氷だけでも観光としては有りですね。
リフトを乗り継いだ山頂へ。その山頂からの景色がこれです。
コースの先に見える建物がゴンドラの山頂ステーションです。
この日は天気がとても良く、内浦湾の向こうに羊蹄山まで見えました。
スキー場から山(駒ヶ岳)〜海(内浦湾)〜山(羊蹄山)という特異な景色が観れるのは、日本でもここだけではないでしょうか?
PEAK CAFE :絶景鑑賞カフェ
ゴンドラの山頂ステーションのすぐ隣に「PEAK CAFE」という絶景鑑賞カフェがあります。
正面がガラス張りで、その先は長いスロープになっているので景色を遮るものが何もありません。
駒ヶ岳から内浦湾、天気がよければ羊蹄山まで見ることができます。
店内も小洒落ていて、山の上とは思えない落ち着いた雰囲気。
空いたスキー場を独り占めして滑り疲れた時の休憩にはもってこいです。
山麓CAFE
山頂にあるのは「PEAK CAFE」だけですが、山麓には2件のレストランがあります。
その一つが「山麓CAFE」。ゴンドラステーションの目の前にあります。
窓際には横手に長ーいカウンター席があり、手っ取り早く食事を済ませたり、待ち合わせするにはピッタリです。
レストラン駒
もう一つ山麓にあるレストランが「レストラン駒」です。
テーブル席がたくさんあるので大人数で来ても、混んでいる時間帯でも大丈夫ですね。
広い窓から広いゲレンデが山頂まで一望できます。
絵になるカッコいい薪ストーブもありました。
お得なチケット
シーズンによって変わる可能性はありますが、リスト券と食事がセットになったパックチケットをコンビニで購入できます。
ちなみに2019-2020シーズンのパックはこんな内容でした。(食事券とドリンク券は山麓のレストランでしか使えませんでした。)
- 【パック内容】リフト・ゴンドラ1日券(4,900円)+食事券(1,200円相当)+ソフトドリンク券(200円相当)6,300円 ⇒ 5,000円(1,300円割引)
シーズン終盤にはレンタルも込みのお得なチケットが発売されたりしますので、直前に確認することをお勧めします。
おしまい。
マレーシアのクアラルンプールにあるルメリディアン・クアラルンプールに泊まってきた。駅直結なうえにリゾート感ある屋外プールもある完璧ホテル。
1月末にマレーシアの首都クアラルンプール でホテル「ルメリディアン・クアラルンプール 」に泊まってきました。
ルメリディアン・クアラルンプール
マレーシアは初めてだったので、首都クアラルンプール も全く土地勘がありません。
なので、玄関口であるKL Sentral駅に近いホテルを探したところ、ルメリディアン・クアラルンプールに行き当たりました。
地図で見るとこの通り、KL Sentral駅に最も近いホテルの一つです。(他はヒルトンやアロフトなど)
空港からクアラルンプールへはシャトルバスが最も手軽かつ安価です。
でこのバスが着くのがKL Sentral駅の(ルメリディアンから見て)反対側です。
ちょっと費用がお高いですが空港から高速鉄道で来てもこの駅に到着します。
実際に行ってみても、観光拠点としても全ての路線が集まっている駅に近いので、かなり立地がいいホテルだなと感じました。
シャトルバスの降り場からルメリディアンまでは徒歩数分です。
Googleマップで見ると、道路脇を歩くルートが出てきますが、エスカレーターで駅に上がって中央路を通り抜けてもアクセスできます。(まっすぐ中央路を通り抜け、横断歩道を渡ったビルにホテルの入り口があります。こっちのほうが早いし安全だと思います。)
駅とは反対側には新しくて大きなショッピングモールがあり、食事や買い物など、生活に必要な物は全て揃います。
このモールが近くにあることも、ルメリディアンの立地の良さの一つですね。
雨が降っても濡れずにモールまで行けます。
実際に行ってきた
チェックイン
ホテルが入っているのは駅隣接する高層ビルです。
このビルはツインタワーになっていて、もう片方にヒルトンが入っています。
そのためか、エレベーターでロビー階まで上がると、 まるでクイズの正解選択のようにルメリディアンとヒルトンの入り口が並んでいます。この光景、ちょっと笑えます。
迷うことなくルメリディアンに進むとすぐにロビー、右側にチェックインカウンターがあります。
ゲストルーム
マリオットのロイアリティプログラム「Marriott Bonvoy (マリオット ボンヴォイ)」のエリートメンバーだったので、部屋をアップグレードしてくれました。
カードキーをもらって部屋に入ってみると、なんどバスビューの角部屋でした。
高級感がありつつ落ち着いた内装で居心地良さそうです。
バスルームがとても明るい。
驚いたことにシャワートイレでした。これも嬉しい驚き。
ビューバスの壁はほぼ一面ガラスで、とても明るく豪華。
部屋からの眺め
このホテルの中では中層階の部屋でしたが、それでもビル自体が高層ビルなので眺めは良かったです。
こちらの写真は部屋からみた朝日です。
夜はこんな感じ。
この部屋は駅側の眺めで、反対側ならば大きな公園が見えたはずです。
でもこの(ビューバスの)部屋なら迷わずこっちを選びますね。
屋外プール
立地に次ぐ(もしくはそれを超えるかも)このホテルの良いところ。それが屋外プールです。
ビルの5階ということもあり、(写真と実物が大きく違うことはよくあるので)実際に行くまであまり期待していませんでした。
でも、実際に行ってみたらこのとおり、ヤシの木が並ぶリゾート感あふれるレジャープールでした。
見上げるとビルがそびえています。ここは首都ど真ん中の駅前。
でも目の前にはリゾートホテルのプールが。奥にはプールバーもあります。
泳いで回れるほど広いプールです。子供用の小さいものですがスライダーもありました。
この通り、露天風呂のようなジャグラーも。
このプールは隣のヒルトンと共有のようで、いわばホテル二つ分のプールとも言えますね。どおりで大きいわけです。
このプール、都会にいることを忘れて1日寛いでいられます。
フィットネスジム
このジャグジーの裏あたりに、フィットネスジムがありました。
これもヒルトンと共有で、ホテル二つ分のフィットネスジムだけあって機器も数多く、スタジオもあったりと、ホテルのジムとは思えない充実ぶりでした。
朝食
宿泊プランに朝食ブッフェが含まれていたので、滞在中毎朝ブッフェをいただきました。
このブッフェがとても品数が多くて数泊しても食べ切れないほど。
広いので混雑することもなく利用しやすかったです。スタッフもとてもフレンドリーでした。
飾り付けがとても綺麗で目移りします。
シリアルだけでもこの通り。
ヌードルもあり美味しかった。
パンの種類もかなりの数があり、これはとても食べきれません。
ここの朝食は本当にとても充実していました。
部屋をアップグレードしてくれた、という優遇体験を差し引いても、
立地やプール、朝食など、満足度がかなり高いホテルです。
次回クアラルンプール を訪れることがあれば、間違いなく有力選択肢としてトップ候補になると思います。
ロイヤリティプログラム(Marriott Bonvoy)にご興味があれば、こちらの記事もぜひご覧ください。旅行好きの方、これから旅行が増えそうな方にはもってこいのプログラムです。
おしまい。
マレーシアの首都クアラルンプール の国立モスクに行ってきた。気軽に見学できる市内の新旧2大モスク。
マレーシアのクアラルンプール に滞在中、首都クアラルンプールを代表する(していた)二つの主要モスクを訪れました。
クアラルンプールのモスク
クアラルンプールのモスクといえば「ブルーモスク」と「ピンクモスク」が有名ですが、どちらも市内から少し離れていてアクセスが良いとはいえません。
一方、市内にもこれらに見劣りしない見応えのあるモスクがあり、簡単に見に行ける場所にあるので今回訪れた2つのモスクをご紹介します。
一つは「マスジッド・ジャメ」。1965年に国立モスクの「マスジッド・ネガラ」が建てられるまで、クアラルンプールの主要なモスクとしての役割を果たしていました。
もう一つは、その「マスジッド・ネガラ」です。
この2つのモスクは徒歩20分ほどの距離にあり、しかもその間には観光スポットが密集しているので、観光にはもってこいのルートでもあります。(地元のタクシードライバーさんにもお勧めされた「お墨付きルート」です。)
「マスジッド・ジャメ」
マスジッド・ジャメ(MASJID JAME)はクアラルンプールにある最古(1909年に完成)のモスクだそうです。
モスクの名前がそのまま隣接する駅の名前にもなっており、LRTのマスジッド・ジャメ駅を出たらすぐ横にモスクの入り口があります。
「クアラルンプール」とは「泥の交わる場所」と言う意味があるそうですが、「マスジッドジャメ」はまさにその泥(川)の交わる場所、クラン川とゴンバック川の合流地点に建っています。
川が合流した先に橋がかかっており、そこからの眺めがこちらです。
まるで川に浮かんでいるようです。
私が訪れた時間はちょうど礼拝の時間だったので、見学できる時刻まで周りを見て回りました。
川の対岸(駅のある側)から見るとこんな感じ。
ひっそりとして人気がありませんが、それは礼拝中だからですね。
普段はこの「KUALA LUMPUR」の文字の周りに噴水が出ているようですが、ちょうどこの時間は清掃中でした。
礼拝が終わり見学可能な時間になったら一番乗りで入れてもらいました。
短パンだったので、入り口でスカートのような腰に巻く布を貸して頂きました。
係の人も慣れているのでとっても気さくです。特に案内はなく、個人で見て回ります。
モスクの塔はレンガ作りです。歴史と趣を感じます。
モスク正面の広場には、大きなパラソル?日除けが気持ち良い日陰を作っていました。
真正面からみるとこんな感じです。
少し角度を変えて。
このパラソル、とても絵になりますね。大きな蓮の葉の下にいるようです。
ぐるっと周りを一周してみました。
川が合流する側に行くと噴水がありました。
こちらは裏側。木陰で昼寝している人もいました。
一周して再び正面へ。
大きな建物ではないので、つい見過ごしてしまいそうですが、見る価値は十分ありました。
「マスジッド・ネガラ」(国立モスク)
マスジッド・ネガラは1965年に竣工したマレーシア国内最大規模のモスクで、8000人を収容できるそうです。
最寄りの駅はKuala Lumpur駅ですが、無料の市内巡回バス「GO KL」の方がアクセスがいいです。もしくはLRTのPasar Seni駅からも歩いて数分でアクセスできます。
見学受付で記帳して、男女共通のローブをお借りして見学開始。
こちらも特に案内はなく、個人で見て回ることができます。
全体的に青色をベースにした美しい造りです。貸し出しローブも青色でした。
タイルの青色がとても綺麗です。
このモスクの塔は72メートルあるそうです。
こんな暖色系の色をベースにした部屋もありました。
折り紙の内側に入ったような面白い造りですね。ランプの形もとても面白い。
モスクないはとにかく綺麗です。床はピカピカ。
まるでレンズの歪みをテストするために作られたような、理路整然とした回廊。
モスクの中はこんな感じでした。
こんな四角柱の柱が整然と並ぶ空間も。
マスジッド・ネガラは全体的に幾何学的な造形美があちこちに見られて、今までのモスクよりも現代的な印象でした。
マスジッド・ジャメとはまた一味も二味も違う建築美が素晴らしかったです。
イスラム教徒でもマレーシア国民でもない私が言うのもの何ですが、どっちのモスクが好きかと問われれば、(強いて言えば)マスジッド・ジャメの方が街に溶け込んでいてクラシックな造りが好きですね。
一方のマスジッド・ネガラは建築美がすばらしく、さすが肝入りの国立モスクといった威風堂々たる迫力を感じました。
どちらも一見の価値ありです。
ただし、あくまでも部外者なので見学の際には敬意を怠らないようにしたいですね。
なお、ブルーモスクを訪れた記事もあるので、よろしれればどうぞご覧ください。
おしまい。
マレーシアのクアラルンプールから日帰りでバトゥケイブ(バトゥ洞窟)に行ってきた。首都から気軽に行けるヒンドゥー教の聖地は圧巻。
マレーシアの首都クアラルンプール に滞在中、近郊の観光スポットして有名なバトゥ洞窟に行ってきました。
電車一本で簡単にアクセスできるバトゥ洞窟は、そのアクセスのし易さとは反対に見応えあるヒンドゥー教の聖地でした。
バトゥ洞窟とは
バトゥ洞窟(Batu Caves)は、マレーシアのセランゴール州にある巨大な洞窟に作られたヒンドゥー教の聖地です。
場所はこちら。
何と言っても山腹の洞窟入り口まで続く色ざやかな階段とその横に立つ巨大な金色の像の印象が強く、その写真は一度見たら釘付け(訪れずにはいられないほど)のインパクトがあります。
行き方
バトゥ洞窟への行き方はとても簡単です。
首都クアラルンプールの玄関であるKLセントラル(KL Sentral)駅から近郊鉄道(KMUTER)にのれば、最寄りの駅まで乗り換えなしで行けます。
しかもバドゥ洞窟の最寄駅が終点なので、間違いようがありません。
電車のチケットは事前に鉄道会社(KTMB)の公式HPから購入できます。
もしくは、マレーシアの交通系プリペイドカードであるTouch’ n Go (タッチアンドゴー)カードがあれば、さらに簡単にチケットレスで行くことができます。
「マレーシア touch n go」で検索すれば、購入方法など日本語の情報も沢山あるので参考にしてください。個人で数日滞在するなら必須アイテムです。
ちなみに私はKLセントラル隣接のショッピングモール内にある「Touch’ n Go」直営店?で購入しました。
その場でチャージ金額含めカードで支払いできるので手間が省けて便利です。チャージ機もその場にあるので、カード購入とは別にチャージだけもOKです。
なお、このカード本体は買い取り式なので日本の交通系電子マネーのようにデポジット金は戻ってきません。
実際に行ってきた
KL SentralからBatu caves駅へ
前述しましたように、アクセスはとても簡単です。
KLセントラル(KL Sentral)駅では、行き先がバドゥ洞窟(Batu caves)行きの電車に乗るだけです。
迷っても駅員に「Batu caves?」と聞くだけで教えてくれるでしょう。
乗る電車(KMUTER)はこんな電車です。車内はとても綺麗で、椅子が横向きで通勤電車といった感じでした。
イポーに行く時の電車は激寒でしたが、こちらは近郊鉄道なのでデッキもなくドアも多く、半袖半ズボンでも平気でした。
終着駅=目的地に着いたら帰りの電車を確認。どれに乗ってもKLセントラルに戻れます。滞在時間は1時間もあれば十分です。
ちなみに、駅の中(改札横)にトイレがありました。有料ですが比較的綺麗(清潔)だったのでお勧めです。
駅からバトゥ洞窟へ
洞窟は駅から徒歩5分ととても近いので、人の流れに着いていくと、あっという間に着いてしまいます。
駅を出てすぐ、まっすぐそびえる大きな岩がお出迎え。この土地の地形のユニークさがよくわかります。
そろそろかな、と思って角を曲がるといきなりこの光景です。
当然、この広場は世界写真撮影大会状態です。負けずに参加しましょう。
勝てる(納得いく)写真が撮れたら、気の遠くなるような長い階段に向かいます。
昔の写真と比較してみると、この階段が極彩色に塗られたのは最近のようで、この色鮮やかさ(写真映えの良さ)がバトゥ洞窟をさらに有名にしたのではと推測します。
階段の入り口で上を見上げると、門の装飾の細かさがよくわかります。巨大像の迫力も満点です。
階段には野生の猿が沢山います。
猿が持ち物(食べ物や飲み物)に手を出すようなので注意しましょう。(門のところで注意されている人がいました。)
バトゥ洞窟の内部へ
階段を上り切るとそこが洞窟への入り口です。
この洞窟がまた巨大(広い)で驚きます。
洞窟内に大きな寺院があり、さらにその先にまた階段が!
洞窟の天井は高く、所々に穴が空いていて日光がさしています。
照明も複数あり、とても明るく、洞窟イコール暗い(怖い)といった感じは全くありません。
洞窟内をさらに進んでいって、また階段を上ります。
階段を上り切るとそこには小さなお寺?があります。この周りは一周できます。
この空間は上がすっぽりと抜けています。
奥から洞窟の入り口方向をみるとこんな感じです。
とても洞窟の中とは思えない広さです。
戻りは(当然ですが)登ってきた階段を降りていきます。
遠くまで見通しが良く、階段の高さが実感できます。
門の裏側も装飾がびっしり。色あざやかで見ていて飽きません。
バトゥ洞窟はアクセスも簡単な割には見応えたっぷり(入場料も無し!)なのでとってもお勧めです。
マレーシアは規模の大きいモスクもたくさんある一方で、このようにヒンドゥー教の聖地も規模が大きく荘厳で、国の多様性が素晴らしいと感じました。
おしまい。
マレーシアのクアラルンプールから路線バスに乗ってブルーモスクに行ってきた。バスの旅は時間と気持ちに余裕を持って。
2月のはじめ、マレーシアの首都クアラルンプールに滞在中、路線バスに乗って近郊にあるブルーモスクを訪れてきました。
ブルーモスクとは
ブルーモスクの正式名称は「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク(Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz Shah)」です。
長い名前ですね。何度聞いても覚えられません。
クアラルンプールの近郊にあるモスクとしてはピンクモスクの次に有名かもしれません。(日本人には)。マレーシア最大のモスクで、東南アジアでも2番目の大きさだそうです。
ピンクモスクは観光バスが何台も連なって乗り付ける一大観光スポットなのに対して、ブルーモスクは観光スポットとしてはひっそりとしています。
ではつまらないの?かと言えば、見て損はない、行って損はない立派で美しいモスクでした。
公式HPはこちら。「MEDIA」メニューを辿ると紹介動画が見れます。(ちょっと画質が古いですが)
Masjid Sultan Salahudin Abdul Aziz Shah
行き方
ブルーモスクの場所はこちら。セランゴール州の州都「シャー・アラム(Shah Alam)」に位置しています。
行き方は鉄道とタクシーを使うのが手っ取り早いですが、時間に余裕があれば路線バスで行くこともできます。
一度バスに乗ってしまえば乗り換え不要なので、今回は路線バスで行ってみることにしました。
クアラルンプールから路線バスで行くには、中華街の近くにあるパサール・スニ駅(Pasar Seni)の南側にあるバスターミナルから750番線の路線バスを利用します。
大まかなルートはこんな感じです。
正直言ってマレーシアのネットの情報は正確ではありません。
公式HPの情報でさえ、現地に行ったら違っていた(係の人に聞いても知らなかったり)ことが何度もあります。
さらにグーグルマップの情報も正確ではありません。(特に所要時間やバス停の場所など)
事前にネットで調べることは必要ですが「実際行動したら少し違っていた」リスクを考慮して、時間的余裕や代替え手段の準備(いざとなったらGrabでタクシーを呼ぶなど)が不可欠です。もっとも必要なのは「心の余裕」(気持ち)かもしれませんね。
ちなみに私が行ったときのパサール・スニ駅(Pasar Seni)でのバス乗り場はこの辺りでした。すでにグーグルマップの経路探索とちょっとズレていますよね。
バスを降りる時も、検索結果を過信せず「この辺りが近いに違いない!」と分かった時点でさっさと降りてしまうのがベストです。
実際に行ってきた
パサール・スニ駅からバスに乗り約1時間強、現地調達したプリペイドSIMを入れたスマホの地図をみながら、この辺りだなと思った場所で降りて歩き始めました。
ボタンを押しても信号が変わらないのはご愛敬。隙を見て道を渡り歩道を歩き始めて約10分もかからずにモスクの入り口に到着しました。
立派すぎて隣接する行政施設かと勘違いして、思わず通り過ぎてしまいました。
敷地に入ってすぐ目の前に大きなモスクがそびえています。
スロープを登って噴水のある広場の正面が入り口です。
観光客を受け入れているモスクはだいたい同じ流れですが、まず名簿に記帳します。
個人で見てまわれた、という過去の記事もありましたが、私が行った時は数名集まるまで入り口で待つように言われました。
10分ほどで5、6人が集まり(この時は全て日本人)、係の人が付き添って見学が始まります。
必要に応じてローブを貸し出してくれます。(男性も)
基本英語ですが、わかりやすくゆっくり話してくれます。
写真撮影の時間も十分考慮してました。
まず外観ですが、白と青のコントラストがとても美しかったです。
時間帯が良かったのか人も少なく、心置きなく写真が撮れました。
淡い青色のガラス天井と白い柱のコントラスト、幾何学的な造形と相まってすばらしい。
モスクの中に入ると、さらに色が加わります。青色とかブラウンとか。
見上げたクーポラの内側が緻密で、目がくらみます。
その下には巨大なシャンデリアが。圧巻です。
窓から差し込む光が青色に染まって幻想的です。
緑色の光も。
じっくり時間をかけてモスク内を巡って見学できました。
モスク内には結婚式場や勉強塾や図書館もあり、コミュニティ形成の役割や公共施設としても重要な建物であることを知りました。
最後には水のボトルまでくれて、イスラムの懐の深さを感じました。
おしまい。
マレーシアのクララルンプールから日帰りで古都イポーに行ってきた。鉄道の冷房は本当に寒かった。
マレーシアのクアラルンプールに滞在中、鉄道を使って古都イポーに行ってきました。
マレーシアの地方都市は鉄道よりも(インターシティ)バスの方がアクセスが良いのですが、イポーは駅から徒歩圏内に旧市街があり鉄道の方が便利です。
行き方
イポーは首都クアラルンプールから約200キロメートル北に位置するマレーシアで3番目に大きい都市です。クアラルンプールの中央駅「KLセントラル」からイポーの駅までは、鉄道のKTM一本で乗り換えなしで行くことができます。
このKTM鉄道の列車はネットで事前予約が可能です。スマホアプリもあり、アプリに電子チケットが入るので改札でそれを見せるだけで乗車できます。(スマホアプリがなくても、メール送付されるチケットを印刷して見せたり、スマホでメールを表示した画面を見せても大丈夫です。)
KTMのHPはこちらです。
実際に行ってきた
KLセントラルからイポーへ
KLセントラルの駅では、出発直前までホームには入れません。時間が近づくと、乗車券を確認した上でホームに入ることができます。なので、出発間際には駅の改札前は人だらけです。(なので乗車口を間違えることはないでしょう)
案内に従い予約した車両に入ります。
座席の下にコンセントもありました。変換プラグがあれば充電にも利用できそうです。
無線LANサービスの表示もあったので試しましたが、これはうまくつながりませんでした。
売店らしきスペースもありましたが、サンドイッチが数個置いてあるだけで販売スタッフも不在でした。(たまたま自分が行った時だけかもしれません)
カウンターもあり、流れる景色を見ながらテーブルを使って食事ができそうです。
マレーシアの鉄道は「恐ろしく寒い」という口コミに怯えていたのですが、薄手の(ペラッペラの)ポケッタブルパーカーを羽織るだけで耐えられました。(しかし、その幸運は行きだけでした、、、。)
イポー駅
イポーは駅自体が立派で見応えがあります。
駅前広場も綺麗に整備されていて、少し離れてみると一見して駅とは思えない荘厳さ。
タウンホール
イポー駅の前には同じく白塗りの立派なタウンホールが。
夜はライトアップされるそうです。日帰りなので見れませんでしたが、口コミ写真をみるととても綺麗で、夜のイポーも一見の価値がありそうですね。
レストラン・ティエン・チュン
イポーの一番の見どころ(食べどころ)はレストラン・ティエン・チュンを中心とした四方の数ブロックに集まっていると言っても過言ではないかもしれません。
駅から歩いて行くと、緑生い茂るビルが目印。このビルの間の細い路地を通り抜けると、前後左右にローカル感満点のレストランやお店が並んでいます。
通り抜けた交差点の手前、駅から見て通りの右側がティエン・チュンです。
ここの目玉は「もやし炒め」(一緒にチキンライスも頼みました)と、、、
「プリン」です!
見るからに美味しそうなプリン。昔ながらの気泡の穴があいたプリン、薄めのカラメルソースとよく絡んでいてとても美味しいです。
カフェ
この一帯にはカフェもたくさんあります。レストランでローカルフードを食べて、暑い街を歩き疲れたら、カフェで一休みですね。
上の地図の角にあるカフェが居心地良さそうだったので、入ろうとしたらすでに満席。親切な店員が隣の店舗が姉妹店?らしく案内してくれました。
こちらは席に空きもありゆったりと過ごせました。窓の外には側道脇にカーテンのように垂れ下がる蔦の緑が一面に広がっていて、とても涼しげで癒されます。
ちなみにこの店ではコーヒーを「ロングブラック」(ブラックコーヒー)、「フラットホワイト」(カフェラテ)とオーストラリアやニュージーランド風に呼んでいました。土地柄なのか、店主の好みなのか、イポーのカフェ文化はなかなか深いです。
もう一店、ティエン・チュンからさらに1ブロック離れた交差点にあったカフェに入りました。
こちらはデザートや冷たい飲み物が中心のお店で、立ち寄った午後3時頃は若い観光客で一杯、とても賑やかでした。
店から外の交差点を眺めていると、街歩きの観光客がたくさん歩いていて、イポーの人気ぶりがよくわかります。
Kong Heng Flea Market
カフェ「Pastry's Shop」のすぐ隣に入り口のあるマーケットは、小さな雑貨屋や小洒落たレストランが集まっている楽しい場所です。
古い家屋をモダンに改装しているので、あちこちに写真を撮る若い人が沢山いました。
ウォールアート
イポーの街全体、あちらこちらで見れるのがウォールアート。
どの絵も町独自の味わいが出ていて、見るのも楽しいし、アートに入り込んで写真撮影するのも楽しいです。
写真映えする人気の絵の前では、順番待ちする人も居たります。
帰路:マレーシア鉄道の寒さを思い知る
往路は大したことないと軽く見ていた列車内の冷房ですが、帰りに思い知りました。
車両の中央付近の席だったので冷房の効きがよかったのか、さらには冷房の風が直撃することもあり、熱射病になりそうな外の暑さとは真逆の寒さです。
「まさか使うことないだろう、でも念の為」と持ってきたユニクロのポケッタブルダウンをポロシャツの上に着て、短パンの足は来るときに使ったポケッタブルパーカーで覆い、それでもなんとかギリギリ風邪を引かずに済んだ感じです。
同じ車両には半袖のまま座っている人も居て、座席の場所や空調の風向きが大きく影響するようです。満席だと席を移動することもできないので、マレーシア鉄道では防寒対策は必須ですね。身にしみました。
初めてマレーシアに行かれて鉄道に乗る方は、どうぞお気をつけください。
おしまい。