リッツ・カールトン京都に行ってきた。リッツスイート初体験はプライベートな日本庭園テラス付き。
春の暖かさが行きつ戻りつする3月初め、京都に行ってリッツ・カールトンに泊まってきました。
泊まった部屋はガーデンテラススイート。全室がプライベートな日本庭園に面したとてもとても贅沢なスイートルームです。
リッツ・カールトン京都
リッツ・カールトン京都は鴨川のほとりにあり、東山の景色を楽しめる落ち着いた雰囲気のリッチです。地下鉄駅の京都市役所駅から徒歩数分でたどり着ける好立地。
かつては藤田観光のホテルフジタ京都が建っていた場所に2014年に開業した、日本では4店目のリッツ・カールトンです。
鴨川沿いという希少価値の高い立地を選んだところに、外国からの観光客も多く訪れるいわゆる観光激戦区の京都に、満を辞してオープンした意気込みを感じます。
実際に行ってきた
チェックイン
ホテルにはチェックイン時間よりもちょっと早めの昼過ぎに到着しました。
荷物を預けて辺りを散策。
まだ肌寒い時期でしたが、暖かい陽気につられて咲いた桜の木がありました。
ホテルのすぐ目の前が鴨川。天気が良いのでとても気持ちいいです。
鴨川にはその名の通り鴨が沢山いました。
ガーデンテラススイート
お部屋の用意ができました、ということで部屋へ案内して頂きました。
入ってビックリ、3部屋が直線に並んでいて奥行きがすごい。しかも目の前には日本庭園が。
リビングはまるでライブラリかラウンジのようです。
リビングの奥にはベッドルーム。
その奥にはバスルーム。
さらにその奥にお手洗い。
バスルームの前にはダブルシンク(写真は片方のシンクが写っています。)。
さらにその前にはテラスが。テラスにはテーブルと椅子が並んでいます。
全室から日本庭園が望め、直接テラスに出られるという豪華すぎるお部屋です。
ウェエルカム・アメニティ
部屋には和菓子(抹茶煎餅)が置いてありました。
しばらくするとフルーツを持ってきてくれました。
コーヒーマシンはよく見かけますが、この部屋には紅茶を入れるマシンもありました。これは初めてみました。
アメニティではありませんが備品も凝っていて、リビングのテレビにはApple TVが繋がっていました。
自分のアカウントでログインすればApple TV+のドラマや映画が簡単に見ることができます。アプリを入れれば他のストリーミングサービスの番組も見れますね。
ベッドサイドにはTivoliのレシーバーが。Bluetoothにも対応しているのでスマホを繋いで音楽を聴くこともできます。
さらに、反対側のベッドサイドにはペアのスピーカーがありました。
ベッドの両脇でステレオ再生ができたので、音の広がりが抜群でした。
バスルーム
バスルームがまた素晴らしいです。
バスタブが広いし檜のスノコだったのでその香りも楽しめます。
さらに、湯船に浸かりながらテラス越しに庭園の緑が見えます。
そしてバスルームの壁には一面、桜のレリーフが施されていて、間接照明とともに優美に浮かび上がります。
後で気づいたのですが、バスタブの底にも桜の形をした凹凸が施されていました。気がついた時は芸の細かさに感動しました。
プライベートガーデン
この部屋の特徴はなんといってもこのプライベートガーデン。
ホテルの部屋というよりほぼ邸宅です。最上階なのでペントハウスと言っても良いのか。
反対側から見るとこんな感じです。
部屋からは直接見えませんが、テラスに出ると鴨川も見えます。
陽気もよかったので、テラスのテーブルでゆっくりお茶を飲みながらこの景色を堪能しました。
夜にもなれば庭はライトアップされます。
ライトアップされた庭を見ながらお酒を飲む、とても贅沢な時間を体験できました。
フィットネスジム
フィットネスジムは地下2階にあります。
ジムはプールとガラス壁を介して隣同士です。
ランニングマシンで走っていると目の前にプールが見える、という感じです。
若干詰め込んだ感はありますが、その分、ウェイト系のマシンの種類も豊富なので利用価値はとても高いと感じました。
プール
地下2階にあるプールは、ホテルのHPに載った画像で見ると小さく見え、水に浸かる程度しか利用できない風に見えますが、実際は十分泳げる大きさでした。
十分な長さがあるのでしっかり泳ぎたい人も満足できると思いました。ただ、幅は小さいので空いている時を狙って利用すると良さそうです。
プールの脇にはゆったりくつろげるデッキチェア(ほぼベッド)が並んでいて、プール越しに地下2階まで流れおちる滝が見えます。
この滝が幅広く、かつ地上まで吹き抜けているので昼間は陽光が降りそそぎ、地下2階とは思えない開放感を味わえます。
滝とプールを隔てるガラス窓は上に引き上げられる構造になっており、(夏場?)解放されていればほとんど半屋外プールになりそうです。
さらに、プールの両脇に、ミストサウナとドライサウナがあり、どちらも滝が流れ落ちる池?に面して内窓が設けられていて閉塞感を微塵も感じません。
プールと滝とサウナの計算し尽くされた配置に驚きました。
京都の街中の地下にこんな贅沢な空間があるなんて、実際に来てみないとわかりませんね。
このプールとても気に入りました。お気に入りの本と音楽があれば一日中でも居られます。
朝食:「水輝」
朝食は地下1階の「水輝」で頂きました。場所はちょうどプールの真上になります。
なんと朝食はプランに含まれていました。予約時のプラン説明には書いてなかったので、不定期(時期的?)なサービスかもしれません。
チェックインの時に和食と洋食から選べたので、迷わず和食を希望しました。
写真はメインのお膳ですが、他にも食前食後の飲み物や前菜の一品などサーブして頂き、大変美味しく頂きました。大満足です。
通常はブッフェ形式での提供のようですが、今回は時節柄「お膳」での提供でした。
でも、個人的にはブッフェより「お膳」の方が好みです。
立ったり座ったり慌ただしくないし、なんと言っても一流のセレクト&盛り付けですから。
昼食:「LA LOCANDA(ラ・ロカンダ)」
昼食はホテル1階にあるイタリアンレストラン「LA LOCANDA(ラ・ロカンダ)」で頂きました。
このレストラン、朝の時点で予約が一杯。地元の方にもとても人気が高いようです。
遅い時間でよければなんとか、とスタッフさんの配慮で席が確保できました。
頂いたのはランチのコース。写真はメインの料理(二人分)とデザートだけです。
デザートはホテルにショップも入っているピエールエルメ監修とか。朝食に続き、大変美味しく頂きました。
ちなみに、このレストラン内には、明治41年に建てられた「夷川邸」が移築されており、和とイタリアンが融合した空間を目で楽しむことができます。
このレストラン、利用される時は事前予約必須ですね。 一休から予約するとマリオットのエリート会員とほぼ同等の割引が受けられますよ。
リッツ・カールトン京都、全てにおいて素晴らしかったです。パーフェクトなホテル滞在でした。
おしまい。
「新しい」ホテル、メズム東京オートグラフ コレクションに行ってきた。テラスから浜離宮を一望できるクラブラウンジが素晴らしかった。
貯まったマリオットBonvoy(マリオット系列ホテルグループの会員プログラム) のポイントを利用して、メズム東京オートグラフ コレクションに宿泊してきました。
メズム東京オートグラフ コレクション
メズム東京オートグラフ コレクションは大規模な再開発が進む東京・竹芝地区に2020年にできた商業施設「ウォーターズ竹芝」にあるホテルです。
すぐ隣には同時期に開業した「東京ポートシティ竹芝」もあり、竹芝地区は一気に「新しい水辺の街」の姿に生まれ変わりました。
ホテルは浜離宮と堀を隔てたビルの高層階を占めており、浜離宮を見下ろせる絶好の立地にあります。
実際に行ってきた
旅の始まりは東京駅から
「ウォーターズ竹芝」や「東京ポートシティ竹芝」へは東京駅から無料のシャトルバスが運行しています。
東京駅が起点となることで、都内在住の方でもちょっとした「旅」気分が味わえます。
シャトルバスの詳しい情報はこちら。
【1/15更新】燃料電池バス「JR竹芝 水素シャトルバス」の運行を開始します|ホテルからのお知らせ|メズム東京、オートグラフ コレクション: 2020年4月27日オープン
新しい燃料電池のバスは近未来感があってカッコ良くて楽しめると思います。
チェックイン
シャトルバスはホテルの入ったビルの玄関口まで連れて行ってくれます。
そこは同時にホテルの車寄せでもあるので、雨に濡れることなくホテルに入ることができます。
またエントランスにはホテルスタッフも常駐しているので丁寧に応対&案内してくれます。
スタッツに案内され、エレベーターでホテルフロントがある上層階へ。
ホテルのロビー・ラウンジは浜離宮側に面していて吹き抜けも高く、明るくて開放感が溢れています。
チェックイン時、ちょうどピアノの生演奏がされていて雰囲気は抜群でした。
聞けばお客さんが弾いているとのこと。すごい腕前でした。
CHAPTER1 エグゼクティブ
今回泊まったのは「CHAPTER1 エグゼクティブ」というお部屋です。
マリオットのエリート会員だったのでクラブフロアにアップグレードして頂けました。ありがとうございます!
案内してくれたホテルのスタッツさんはとてもフレンドリー。部屋の特徴を楽しく丁寧に教えてくれました。
部屋の窓からは浜離宮が見下ろせます。
何度も歩いたことのある浜離宮を上から見下ろすのは新感覚ですね。
バスルームはガラス張りですが、スイッチ操作でブラインドが下せるので部屋の雰囲気も自由自在、便利ですね。
もっともユニークなのがこの「電子ピアノ」。全室に置いてあるとか。
部屋の設備の説明はベッド脇にあるタブレット端末で見ることができ、電子ピアノの操作方法はもちろん、チェックアウトまでに「さくらさくら」が弾けるようになるとか。
また、このピアノはBluetoothスピーカーにもなるので、持参してきたスマホを繋いで音楽を流すこともできます。(実際にスピーカーとして使いました。)
そして、ベッドサイドの電話がこれ。
懐かしの「黒電話」です。もちろんダイヤル式ではなくプッシュボタンをリング状に配置したものですが。
そしてさらに面白いのがこれ。洗面台の横に仰々しい装丁の本が置いてあります。
この本、開けば中にはアメニティが一式、パズルのようにピッタリと収まっています。
パズル状の絵がまた面白いですね。帆船が向かう先にメズム東京のビルがそびえています。
ドリンクのアメニティも凝っています。コーヒー豆は猿田彦珈琲。こだわりのハンドドリップ一式(ドリッパーにポット、電気ケトルも)まで揃っています。
ハンドドリップに慣れない人向けに、タブレット端末に淹れ方の動画もありました。
写真の真ん中に「ペコちゃん」が写っています。これはホテルと富士屋のコラボミルキーで、パッケージのペコちゃんはメズム東京のスタッフ制服を着ています。
そして部屋の入り口にはこのぬいぐるみ?「BE@RBRICK(ベアブリック)」が。
「フラッシュ撮影すると面白いことが起こる」と書いてあったので、試しに撮影してみました。
結果どうなったかはあえて載せません。実際に宿泊してお試しください。
クラブラウンジ
クラブラウンジへのアクセスができる部屋だったので、早速利用しました。
このラウンジの特徴は、なんといってもこのバルコニー!
このとおり、浜離宮を眼下に見下ろしながらお茶やアルコールが頂けます。
さらに、日が暮れたらこの夜景が目の前に広がります。
これだけの開放感が体験できるラウンジ、都内では他に知りません。
これだけでもメズム東京に宿泊する価値があると思いました。
カクテルタイムにはお酒と共にお料理も提供してくれます。
今回は冬だったのでバルコニーに長時間は居られませんでしたが、春や秋など外でも過ごしやすい季節なら、美味しいお酒やお料理と一緒にバルコニーで最高に気持ちいい夜を過ごせそうです。
朝食
クラブフロア宿泊者向けに「エグゼクティブブレックファースト」なる朝食が提供されます。
追加料金を払えば通常のブッフェ朝食も頂けるとのことでした。
今回は、(前夜の食べ過ぎのせいでブッフェは重かったこともあり)「エグゼクティブブレックファースト」を頂きました。
メインの品は選択できて、他にサラダやフルーツなど盛りだくさんの皿が並べられ、パンは何種類もの中から選べるよう、ワゴンでテーブル脇まで運んできてくれます。
正直、大きな期待はしていなかったのですが、質も量もサービスも結果大満足の朝食でした。
フィットネスジム
レイトチェックアウトが可能で時間に余裕もあり、せっかくなのでフィットネスジムも利用しました。
有酸素運動のマシンは多数あり文句なし。ウェイトトレーニングはマシンは少ないけれどフリーウェイトがあったので最低限の事はできそうでした。
お部屋で茶道?
ちなみに抹茶を立てる道具も部屋にありました。抹茶の立て方もタブレットで説明があり、せっかくなので淹れてみました。
そこかしこに「新しい」が隠れているホテル。
次は季節のいい時期に訪れて、クラブラウンジのバルコニーでゆっくり過ごしたいと思います。
クラブラウンジ『クラブメズム』は2021年3月をもって営業を終了してしまいました。
この場所は、2021年4月1日からはプライベートサロン『クラブメズム』として営業しています。しかし、サロン会員/Marriott Bonvoyアンバサダーエリート会員/サロンパッケージ宿泊者、に利用が制限されるため大幅に敷居が上がりました。
正直なところ、眺望が売りのクラブラウンジが利用できないと、このホテルの魅力はかなり落ちてしまいますね。とても残念です。
おしまい。
札幌国際スキー場に行ってきた。フェアフィールド・バイ・マリオット札幌ならすすきの滞在でアクセスも楽ちん。
今更ながら北海道スキーの虜になって今シーズンも行ってきました。
行ったのは札幌国際スキー場、泊まったのは札幌市内のフェアフィールド・バイ・マリオット札幌です。
札幌国際スキー場
札幌国際スキー場はテイネスキー場と並んで札幌市内からアクセスもよく、かつ雪質やスキー場の規模も申し分ないスキー場です。
札幌からは車で一時間強。途中には定山渓温泉もあります。
近年、外国からのスキー客も急増して物価高になったニセコなどに比べると、まだ(リフト券などの)価格も低めでお財布に優しく、道内のお客さんも多い老舗のスキー場です。
スキー場の公式HPはこちら。
札幌市内からはスキーバスが便利
札幌市内からはスキーバスが複数運行していて、リフト券とバス代がセットになってお得な「バスパック」もあります。詳しくはこちら。
このバスは予約ができないので、土日祝日や連休など混雑が予想される時は相席覚悟。場合によっては乗れない場合もあるので、
- 始発のバス停からバスに乗る
- (次のバスを待つ覚悟で)早めの時刻のバスを待つ
- (比較的すいている)遅い時刻のバスに乗る
などあらかじめ検討しておくことをお勧めします。(特に複数人のグループで行く場合)
確実に時間を読みたい場合は、予約が可能なスキーツアーを利用するのも手です。
札幌国際スキー場以外にも沢山のスキー場のツアーがあるので、予算や時間に応じて選択肢が広がりますね。
山頂からの眺めは抜群、絶景カフェもある
センターハウスから8人乗りゴンドラ「スカイキャビン8」に乗って一気に山頂まで登れます。
山頂からの眺めは抜群。右手には石狩平野、正面には石狩湾、左手には小樽市が見渡せます。
この絶景をゆっくり眺めることができるカフェもあります。
カフェの一番奥の角席に座れば、山頂からのパノラマを独り占めできます。
このカフェは2020-2021シーズンからリニューアルされてメニューも一新、美味しそうなメニューばかりでした。。
定山渓温泉にあるソフトクリーム専門店「LOCALE-JZK」のソフトクリームも冬季限定で販売されていました。
「LOCALE-JZK」さんの定山渓温泉の店舗は冬季は休業中なので、冬にこのソフトクリームを食べられるのはこの山頂カフェだけです。
フェアフィールド・バイ・マリオット札幌
今回は、以下の条件に当てはまったので「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」に宿を取りました。
- スキーバスのバス停に近い(移動が楽)
- 繁華街に近い(食や買い物に便利)
- マリオット系(エリートプログラムのメンバーなので特典あり)
場所はこちら。すすきが徒歩圏内。千歳空港と行き来するバス停も近いです。
このホテル、以前は「札幌東武ホテル」として営業していた施設を2020年4月に「フェアフィールド・バイ・マリオット札幌」として新たに営業開始したものです。
マリオットに変わった際に内装は一新されていて、客室も真新しくて清潔です。
今回宿泊したのは「キングベッドルーム」。設備は最新でベッドサイドやデスク前にUSB電源があり、USB-Cの口までありました。ワーケーションにも便利そう。
ネスプレッソマシンまでありました。
朝食レストランやカフェもあり、フィットネスジムもありました。
朝食レストランはガラス張りで中庭が見える開放感あふれるレストランで、エッグステーションではオムレツはもちろんエッグベネディクトも3種類(ベーコン、サーモン、ほうれん草)から選べて申し分ありません。
こちらはその時に食べたエッグベネディクト(ベーコン)。美味しかったです。
ススキノが徒歩圏内で二条市場はすぐ目の前、食に困ることはまずありません。
強いて言えば、ランドリーが館内に無いので長期滞在時にはちょっと困ります。(徒歩圏内に2件ほどコインランドリーがあり、フロントで教えてくれます)
スキーバスのバス停には要注意!
札幌国際スキー場行きのスキーバスのバス停「南4条東1丁目」をGoogleマップで検索すると、36号線沿いにある中央バスの停留所がヒットします。
これが要注意! ここにはスキーバスは来ませんのでご注意ください。
とても紛らわしいのですが、ホテルのカフェ(FIKA)の前(創成川沿い)にスキーバス会社の第一観光バスのバス停があり、スキーバスはここに止まります。
よく見るとスキーバスの情報がバス停の看板に書いてあります。
暗くなってホテルに到着し、翌朝、あらかじめググっておいたバス停に向かうとバスに乗り損なうことになります。ご注意を!
届出など手続きが面倒なのかもしれませんが、このバス停は「マリオット札幌前」とでも改名したほうが分かりやすいのでは?と思いました。
とは言え、街もスキーも同時に楽しめるマリオット札幌は、これから冬の定宿になりそうです。
おしまい。
リッツ・カールトン沖縄に行ってきた。ツリーの点灯式にライトアップされたヤンバルの森はクリスマスの雰囲気満点。
12月頭、昨年に初リッツとして訪れたリッツ・カールトン沖縄に一年経ったのち再び行ってきました。
昨年訪れたときの記事はこちらです。
エアポートシャトルバスが便利
「リッツ・カールトン沖縄は名護市の手前、恩納村にあるので空港からは車で1時間以上かかります。
レンタカー、タクシー、バス、送迎サービスなど手段は複数ありますが、一番お手軽なのが「沖縄エアポートシャトル(リゾートライナー)」です。
リッツ・カールトン沖縄まで直接乗り付けることはできませんが、事前にホテルに連絡しておくと近くのバス停留所まで送迎してくれます。
事前にネットで予約もできるので夏休み中などの繁忙期でも安心して利用できます。
お得な2回乗車券や乗り放題バスを利用する場合、予約はできないので繁忙期はご注意を。
便利でお得な2回乗車券と乗り放題パス | 沖縄エアポートシャトル
シーズン以外なら予約なしでもほぼ大丈夫だと思います。
一方、リッツ・カールトン沖縄まで直接行けるリムジンバスを沖縄バスが運行しています。
エアポートシャトルと比べると本数が少ないですが、時刻が予定とあえばこちらの方が便利かもしれません。
空港リムジンバス | 沖縄県内の観光・貸切・バスツアー 【沖縄バス株式会社】
料金はエアポートシャトルよりちょっとお高いです。
実際に行ってきた
今回はチェックアウトが遅い時間だったので、エアポートシャトルを利用してバス停までホテルに送迎をお願いしました。
降りたバス停は「かりゆしビーチ前」。ホテルまでは車で5分ほどです。
事前にホテルに到着時間を連絡しておいたので、ホテルスタッフがバス停で出迎えてくれました。早くもリッツ・カールトンのサービスの始まりです。
チェックイン
ホテルに到着したのは15時より前でしたがチェックインの手続きをしてくれました。
一年ぶりに見たホテルは相変わらず威風堂々とした佇まい、かつ水をたたえた中庭が優雅ですね。
立地が丘の上、かつ周りがゴルフコースで開けているので見晴らしは抜群です。
ブルー(中庭の水)→グリーン(ゴルフ場)→ブルー(海&空)のサンドイッチがすごい構図ですね。
ゲストルーム
マリオットのロイヤリティプログラム「Marriott Bonvoy(ボンヴォイ)」のエリートメンバーなので、ベイビューの高層階のお部屋にアップグレードして頂きました。ありがとうございます!
一年前よりメンバーランクがアップしていたので、アップグレードのレベルもアップしたようです。
部屋に入るといきなりバスルーム越しに海が見えます!
ベイビューというだけあって名護湾?がとてもよく見えます。
バルコニーに出るとこの眺め。丘の上かつ高層階の高さなので見晴らしがすごいです。
部屋の作り自体は前回宿泊した部屋とほぼ同じ。とても使い勝手がよく気に入っています。
リッツ・カールトンってトイレットペーパーの三角折りに刻印しちゃうんですね。初めて気がついて驚きました。
スパ
前回同様、今回もスパでプールやヒートエクスペリエンスを楽しみました。
この辺の詳しい内容は前回記事にしているのでよろしければご覧ください。
前回訪れた時と違って、(たまたまでしょうか)ヒートエクスペリエンス(温浴施設)の利用は無料でした。(ただし、休憩ラウンジはスパでトリートメントを受ける人のみ利用可能)
スパまで続くヤンバルの森は相変わらず緑豊かで癒されます。
今年の冬からなんとこの森がライトアップされます。
ジャグジーからの景色もこの通り。癒されます。
クリスマスツリー点灯式
今回は11月と12月を跨いで宿泊したので、12/1に催されたクリスマスツリーの点灯式に立ち会えました。
11月30日には影も形もなかったクリスマスツリーが翌日には突如登場。
他にも館内の至る所、一夜にしてクリスマスの飾り付けが出現。
宿泊客が寝静まった深夜に作業したのでしょうか? これもリッツマジックですね。
点灯式の後はこの通り、きらびやかにホテルの夜を演出しています。
点灯式ではハンドベルの演奏もありました。まるでクリスマス当日のように雰囲気満点でした。
ヤンバルの森ライトアップ
ヤンバルの森のライトアップ「やんばるの森イルミネーション」は開業以来初だそうです。
4万5000個のLED電球で、ホテル棟からスパ棟へと続くやんばるの森がシャンパンゴールドカラーでライトアップされています。
スパ棟に続く光のトンネルを抜けるとこの通り、光きらめく夜の森が現れます。
回遊路に踏み込むとこんな幻想的な景色が広がります。
森の中からホテル棟から続く光のトンネル出口を見るとこんな感じ。
まるでSF映画に出てくる森の惑星に不時着した宇宙船のようです。
ここでグランピングができたら凄い体験ができそうです。リッツ・カールトンだからお願いしたらリッツニック出来ちゃうのかな?(夜間は無理かな)
ちなみに、リッツニックとは(公式HPより)
専用バスケットにお食事とブランケットマットをセットにした、当ホテル限定のオリジナルピクニックボックスをご用意しました。ホテル近隣のビーチや公園など、館内外のお好きな場所で手軽にピクニック気分をお楽しみいただけます。
クリスマスのライトアップ無くしても、リッツ・カールトンの夜は綺麗です。
(※写真はiPhoneのナイトモードで撮影しているので実際よりもかなり明るく写っています)
今更ながら気がついたのですが、リッツ・カールトン沖縄の前身である「喜瀬別邸」はグスク(琉球の城)を模して建てられたのですね。
シーズンオフも楽しいリッツ・カールトン沖縄でした。
むしろシーズンオフの方が落ち着いてゆっくりと楽しめるので逆に気に入っています。
またぜひ訪れたいです。
おしまい。
ラグジュアリーホテルの先駆け、天上人になれるパークハイアット東京に行ってきた。
10年ぶりに西新宿のパークハイアット東京に二泊してきました。地上50階に篭って天井人のように非日常を味わえる3日間でした。
パークハイアット東京
パークハイアット東京といえば2003年の映画「ロスト・イン・トランスレーション」(監督:ソフィア・コッポラ)の舞台にもなり世界的に知られるようになったホテルです。
外国からの観光客が増えるにつれ宿泊費も鰻登り。世界的人気のラグジュアリーホテルです。
場所は新宿駅から見て都庁の後ろ、新宿公演の脇に建つ新宿パークタワーの上層階を占めています。
西新宿という立地は一見不利にも見えますが、北側と西側には高層ビルがないので遠くまで景観が見渡せます。
さらに、東側は山手線内にひしめく高層ビル群を一望でき、夜にもなれば乱立する高層ビル群が全視界に広がる夜景が見渡せます。
昼間なら新宿御苑や代々木公園・明治神宮を手前に高層ビル群を超えて東京湾まで見通しが効くので、山手線内を箱庭のように一望できます。
ちなみに、パークハイアット東京は2019年に開業25周年を迎え、ソフィア コッポラも出演するスペシャルビデオが制作されています。
Park Hyatt Tokyo 25th Anniversary (Japanese)
実際に行ってきた
チェックイン
今回泊まったのはパークハイアット東京では小さめのお部屋です。
それでも45平米あるので十分。 家具のしつらえや備品など見劣りするところは全くありませんでした。
パークハイアットのベッドって程よい固さで寝やすいんですよね。日本人にはピッタリだと勝手に思っています。
枕も様々なリクエストに応えられるようです。お言葉に甘えてソバ殻の枕をお願いしました。
浴槽も大きいしシャワーブースも独立。浴室内にテレビもありました。
驚いたことに、備品として置かれていたBoseのBluetoothスピーカーが「SoundLink mini Bluetooth speaker II」でした!
同じスピーカーはリッツ・カールトン日光にもベッドサイドに置かれていました。
一流ホテルが揃いも揃って部屋に置くとは、もはや「一流ホテルの定番備品」ですね。
このスピーカーについては別ブログで記事にしているのでご興味あればお読みください。
部屋の中よりも、語るべきは部屋からの眺め。
高階層からの素晴らしい眺めこそ、パークハイアット東京に泊まる意味と言っても過言では無いはず。
紅葉の始まった明治神宮と代々木公園の向こうには東京湾まで見えます。一日見ていられますね。
夜になれば煌く東京の夜景が広がります。左端には東京タワーも。
一夜開ければ朝焼けに染まる東京の街。
東京という街をまさに「見て楽しむ」には最適なホテルですね。
デリカテッセン
ちょっと小腹が空いた、でもレストランに入るほどじゃない、そんな時に便利なのがパークタワー1階にある「デリカテッセン」。
パークハイアットの店舗なので相応のサービスが受けられます。部屋付けの支払いもOKですね。
テイクアウトのパッケージも立派ですし、イートインならホテルなのでスタッフの方がテーブルで食器などサーブしてくれます。
この時はビールを飲みながらサラダとサンドイッチをいただきました。
ジランドール(朝食)
今回は宿泊プランに朝食がついていたので、1日目は洋食(ブッフェ)をいただき、2日目は選べる和食(御膳)をいただきました。
ジランドールで和食を頂けるというのは新鮮ですね。この時期だけの特別対応だったのかも。
卵焼きや焼き魚、さらには湯豆腐まで大変美味しくいただきました。
梢(ランチ)
パークハイアット東京で和食を頂くなら「梢」です。ここではランチをいただきました。。
「梢」で窓際の席に座ると、天気が良ければ真っ正面に富士山が見えます。
まっすぐ街道が続く延長線上に富士山がそびえる、なんとも縁起の良い眺めですね。
遮る高層ビルが無いのも、このホテルの好立地ならではかもしれません。
スパ&フィットネス
宿泊プランにスパ(温浴施設)の利用が含まれていたので、スパとフィットネスも利用しました。ご存知の方も多いと思いますが、このホテルのジムは高層ビルの最上階に設けられたまさに「天空のジム」です。
個人的にはこの空間こそ「ホテルの売り(アイキャッチ)」だと思っています。
出典:パークハイアット東京
写真にはプールしか写っていないようですが、その両側のガラス張りのエリアがジムエリアになります。
一面ガラス張りの窓の前にランニングマシンが並んでおり、、地上180メートルから下界を見下ろしながら走るランニングマシンは、地に足が着いていない感がハンパではありません。まるで雲の上を走っているようです。
他にも、有酸素系のマシンからウェイト系のマシン、フリーウェイまで主要なトレーニングはできるよう完備されています。
走る・泳ぐ・鍛える、疲れたら下の階の温浴施設に浸かり、ラウンジでゆっくり休憩できます。時間の許す限りたっぷり楽しみました。
プールとジムの利用はプランに含まれていなくても、宿泊客ならば、部屋で(ジム着や水着に)着替えて利用する分には無料です。(プール脇の化粧室でも着替えは可能です。下の階にあるロッカーや温浴施設の利用は有料です。)
ニューヨーク・バー
宿泊したら絶対に外せないのが最上階にあるニューヨーク・バー。
宿泊客ならカバーチャージ(生演奏のチャージ)が無料です。(飲まないと逆に損です!)
そして何より凄いのがその夜景。エレベーターを降りて席に案内されると、目の前にドコモタワー、スカイツリー、東京タワーの3タワーがドーンと飛び込んできます。
写真だとスカイツリー(左)と東京タワー(右)が小さく見えますが、肉眼だと手に取るように目の前に感じました。
夜景の眺めだけでも「ここは日本?」と疑う非日常感が溢れています。
さらに、ひとたび生演奏が始まると、その名の通りまるでニューヨークのバーに居るかのよう(行ったことがなくても)。
遅れてボーカルも加わり、お酒の酔いも手伝って、特別な夜になること間違いなしです。
おしまい。
日本一長い!三連太鼓橋、青森県は鶴田町の「鶴の舞橋」に行って来た。
テレビCMで見てから「一度は行って見たい」と気になっていた「鶴の舞橋」に念願かなって行ってきました。
場所は丹頂鶴の里、青森県は鶴田町です。
「鶴の舞橋」とは
この橋は何年も前ですがJRのテレビCMにも登場しました。
津軽富士見湖に架けられた全長300メートルの三連太鼓橋です。
優雅な木造アーチはまるで鶴が舞い降りきたかのような曲線美です。
詳しくは公式HPをご覧ください。
最寄駅からも距離があるので、弘前か青森からレンタカーなどでアクセスするのが最も妥当な手段ですね。
滞在時間はそれほど長くならないと思うので、なるべく近い駅からカーシェアなどを利用するとより便利だと思います。
実際に行ってきた
今回は他にも立ち寄る場所があったので、終日レンタカーを借りたドライブの道中に立ち寄りました。
富士見湖パーク
なるべく端に近い駐車場をカーナビで探してまずは「富士見湖パーク」の駐車場に向かいました。
駐車場に車を止め、数分歩くとすぐに端が見えてきます。
「三連」と名前にあるように、3つの太鼓橋を繋ぐ場所に大きな踊り場があります。
まずは上の写真左側の大きな踊り場まで歩きました。橋は無料で自由に渡れます。
そこから振り返るとこんな景色です。
太鼓橋の頂点はかなり高さがありますが、橋はとても頑丈な作りで幅もあるので怖いと感じることはありません。
踊り場の反対側から見るとこんな感じです。
対岸には渡らず、戻って今度は橋のたもとから写真を撮りました。
駐車場の土産物屋にCMで使われた写真が飾ってありました。懐かしいですね。
写真の山の位置からしてどうやら撮影スポットは橋の反対側のようです。
せっかく来たのだからと、対岸からも見てみようと車を移動しました。
丹頂鶴自然公園
反対側は駐車場から少し歩きますが、橋のたもとまで10分もかかりません。
近道しようと林の中を抜けていくと、目の前に広がったのがこの景色です。
CMの景色にかなり近いですね。とても美しいです。
「撮影スポット」と看板が立っていた場所から見た景色がこちら。
CMの写真とはちょっと違いますが、これはこれで岩木山を背にした姿がとても美しいです。
さらに橋脚の下まで寄って見ると橋の大きさがよくわかります。
木造巨大建築の迫力はすごいですね。よくこれだけのものを造ったなと感心します。
今回訪れたのは秋でしたが、新緑の季節や、さらには雪景色で見たらさぞかし素晴らしいだろうなと思いました。
弘前や青森からはちょっと距離はありますが、青森に訪れたらドライブがてら立ち寄ってはどうでしょうか。
おしまい。
江戸時代にタイムリープ! 日本最長の宿場町「奈良井宿」に行ってきた。カフェを巡って宿をとってみた。
秋の気配が深まる 10月初旬、以前から気になっていた木曽路の奈良井宿に行ってきました。
奈良井宿とは
かつては江戸と京都を繋ぐ街道として多くの人々が行き来していた木曽路。
その木曽路の中では最も標高の高い宿場町として栄えていたのが奈良井宿です。
詳しくは観光協会のHPがとても充実しているのでご覧ください。
直行バスが便利
なんとなく(漠然とした)行き難い感があったのですが、調べてみたら新宿から奈良井宿までバスで直行できることがわかりました。
新宿から奈良井宿まで、バスならビールを飲んで寝ていても行くことができます。
車で木曽路をサクサク回って見るのも効率的ですが、せっかくの機会なのでバスで行って歩ける範囲をゆっくり自分の足で巡るのも良いと思います。
バスは 奈良井宿の脇を流れる奈良井川脇、木曽の大橋の近くで降ろしてくれます。
実際に行ってきた
木曽の大橋
新宿でバスに乗り、奈良井宿でバスを降りればすぐ目の前に「木曽の大橋」が。
いきなりの観光スポットに気分が上がります。
カフェ深山
バスを降りてちょっと小腹が空いていたら、バス停近くの「カフェ深山」がおすすめです。
場所はこちら。「木曽の大橋」から歩いて数分です。
テラス席もあり、お天気が良ければ外で食事やお茶をするのも気持ちいいですね。
ここお店の目玉は「100年前のカレーライス」です。
甘口であっさりと優しい味でおすすめです。
ちょっとお茶するなら信州産の材料を使った「えごまだれおはぎ」や、
定番のケーキもいいかも。
奈良井宿を歩く
腹ごなしも済んだら早速奈良井宿を歩きましょう。
全長1キロにも及ぶ宿場町、文化価値の高い街並みがそっくり残っていることに驚きます。
町のあちこちに季節を感じる飾り物もあって、歩く人を楽しませてくれます。
道は宿場町の中心に進むに連れて広くなっていきます。
上問屋資料館
中心を少し過ぎたあたり右手にある上問屋資料館は、中に入って見て回ることができます。(有料)
宿屋や土産物屋に改装されていない、昔ながらの家の造りを見ることができます。
奥行きがあって中庭もあり、中には明治天皇が休憩に使った部屋もあって必見です。
長泉寺
さらに少し歩いて右手の奥、長泉寺では見事な竜の天井画を見ることができます。
さらに歩くと道はクランク型に曲がってまだまだ続きます。
宿場カフェいずみや
全長1キロの奈良井宿を歩き端が見えてきたところに「宿場カフェいずみや」があります。
ちょっと一息入れるのにちょうどいい場所です。
思わず入り口を見落としてしまいそうなほど、街並みにしっくり溶け込んだカフェです。
中に入ればこんな感じ。
古い家の感じを残した和モダンな造りがとても落ち着きます。
お茶を飲みながら格子戸越しに街道を歩く人を見ていいると、本当に江戸時代に来てしまった感をも味わえます。
和洋折衷の甘いものを口にすれば歩いた疲れも癒されます。
御宿 伊勢屋
日帰りで見て回れる奈良井宿ですが、ここは宿場町。
せっかくですからここに宿を取って「昔の旅」に想いを馳せましょう。
今回は町の中心に位置する「伊勢屋」に宿をとりました。
さすが雰囲気は満点です。
昔の旅人に比べたら歩いた距離はお散歩ですが、それでも歩き疲れていただく夕食はさらにおいしい。
翌朝、早々と外に出て見ると通りには人通りは皆無。 宿場町を独り占めできます。
洋服を着た現代人も自動車も無い通りは、タイムリープ感がハンパではありません。
こればかりは宿泊した者の特典ですね。
車で通りすがりに観光するのではもったいない、のんびりそしてどっぷりと見て回るのも楽しい奈良井宿でした。
おしまい。