ペルーの世界遺産、マチュピチュへ行ってきた [3](マチュピチュ遺跡)太陽の門がオススメ!
前回までのお話がこちら、オリャンタイタンボ からマチュピチュ村までのペルー鉄道の旅。
今回はいよいよマチュピチュ遺跡です。
マチュピチュ村から遺跡へ
麓のマチュピチュ村から遺跡へと向かいます。
遺跡へは山道をシャトルバスで行くか、あるいは山道を徒歩で登っていくか、の二択しかありません。世界各国から来たバックパッカーの強者たちは徒歩で山を登る人も少なくないようです。長い旅なら自分の足で山を登りきるという達成感を味わうのも良いでしょうね。
ということでほぼ唯一の選択肢であるバスに乗るため行列に並びます。
幸い、すでに昼に近い時間だったため朝からの長い行列は減っていました。
バスもフル稼働で動いているようで、長い時間待たされることなくバスに乗れました。
ちなみに、バスのチケットは乗り場(行列の先頭)で売っているので、一旦チケットを入手してから行列に並ぶか、複数人のグループなら乗り場に近づいたら誰かがまとめて買いに行くのが良いでしょう。
バスはつづら折りの山道をぐんぐん登って行き、やがて山頂の折り返し地点に着きます。そこが遺跡へのゲートでありチケットを提示する場所です。
あらかじめ手配したチケットとパスポートを窓口で見せて入場し、そこからさらに山道を歩いて行きます。
こんな感じで日帰り団体ツアーや個人の旅行者が列をなして山道を登って行きます。
遺跡へ
そして、突然(本当に突然)道が開けたかと思うと、いきなりテレビで何度も見たことのある光景が目の前に広がります。
いきなりマチュピチュの遺跡が一望できる場所にたどり着くので、歩いて登ってきた観光客は誰もが興奮してテンション最高潮。しかも、ちょうどそこに写真の撮影ポイントがあり、撮影の行列ができていました。
遺跡の中に入るとこれまた人が多い。世界中から老若男女さまざまな人たちが来てるからすごい。
こちらは街の中で最も高い位置にある日時計。
さらに進んで低い位置へ。写真に写っているのは畑だそう。向こうにワイナピチュ山が見えます。
ちなみに遺跡の中にはあちこちにリャマが放し飼いになっていて、草を食んでいます。昔から居たわけではなく、連れてきたそうです。よく見ると管理用の札がついていて、きっと草むしり要員なんでしょうね。
ランチ
とりあえず駆け足で遺跡の街を一回り。とても腹が減ったので、一旦遺跡から出て(入場券は当日有効なので出入り自由)外にある売店へ。隣接する高級ホテルが運営するレストランも有りますが、そこはビュッフェ形式でお高いので、カジュアルな売店でサンドイッチとドリンクを買って食べました。
売店の前には休憩して食事ができる場所があります。この場所のすぐ目の前が、麓から来るバスの停留所になっていて、バスを待つ長蛇の列が見えます。
遺跡へ再入場
一息入れたらまた遺跡に戻ります。ちょっと天気が怪しくなってきたなと思ったら、まさかの天気雨。
雲間から陽の光が筋となって差し込んで、遺跡をサーチライトのように照らしていきます。
その荘厳な光景に絶句して見入ってると、ふと振り返ると虹🌈が出てる!
思わず「虹だ!」と叫んでしまうくらい感動しました。
マチュピチュに2泊するので、遺跡を見るチャンスはあと2日あります。
なので初日はほどほどにして麓の村に戻りました。
マチュピチュ村の夜
この日の夕食はマチュピチュ村で。観光客が多いので夜の通りもそれなりに賑わっています。食事処や土産物屋は夜遅くまで営業していて夜のマチュピチュもそれなりに楽しめそうです。
この日はオリャンタイタンボ で早起きして列車とバスに揺られ、遺跡に興奮した疲れと明日は朝早いので早めに就寝しました。
遺跡2日目
翌日は暗いうちから起き出してホテルで食事して、まだ日も登らないうちにチェックアウトしました。
こんな早くから出ればバスは待たないだろう、と思ったら大間違い!
すでに長蛇の列が昨日の比ではありませんでした。
マチュピチュ村に泊まった人は皆、翌日遺跡へ行く予定なので当然といえば当然ですね。バスに乗る頃には日も上がって明るくなってきました。
そして2日目は好天気。旅行雑誌で見るような完璧な写真がいくつも撮れました。
遺跡の中や周辺を何度も巡りましたが、この写真を撮った場所がやはりベストポイントのようです。
遺跡の中の高い位置から見るとこんな感じ。
ハイラムビンガムがこの遺跡を発見した当時、取られた写真はこの場所から見たものでした。
遺跡の中は高低があり、登ったり降りたり、上の写真は遺跡の中でもはるか下まで石段が続いて、ここで転んだらと思うとちょっと怖いくらい。
太陽の門
午後は遺跡からちょと足を伸ばして「太陽の門」と呼ばれる絶景ポイントまで登りました。ワイナピチュ山に登るには事前に予約が必要ですが、太陽の門は予約不要です。思い立ったらすぐに行くことができます。
太陽の門の場所はこちら。遺跡からは歩いて40〜50分。登りなのでゆっくり登ると小一時間は見た方が良さそうです。
途中、山道から谷底を望むと、遺跡に隣接する唯一のホテル「サンクチュアリロッジ」が見えます。立地がすごいのでお値段も物凄いです。
山道を歩いてたどり着いた「太陽の門」。そこからマチュピチュの遺跡を望むとこんな感じです。
昔の人たちがこの道を通ってマチュピチュを訪れていたと思うと感動もひと味違います。時間に余裕があって山道が嫌いでなければぜひ訪れてください。
再び遺跡に戻って当てもなく散策。実は2日目の宿は先ほど山道から見えたサンクチュアリロッジでした。
3時頃にいったん遺跡から出てホテルにチェックインして、一休みした後に2日目最後の入場。
閉園間際になると日帰りの観光客が居なくなって、遺跡には人が数えるくらい。
昼間の喧騒が嘘のように静かです。サンクチュアリロッジに泊まる特典ともいえますね。
サンクチュアリロッジについてはまた別の記事でご紹介します。
3日目
いよいよ最終日、朝から遺跡を見て回りました。
すでに遺跡内の道は頭に入っているので、心残りのないようもう一度見たい場所をあちこち巡りました。
名残惜しい気持ちを残しながら、遺跡の外へ。
バスロータリーは昼前だというのにバスを待つ行列が凄い。
列に並んで待ったバスに乗り、つづら折りの山道を麓の村へと降りて行きました。
旅の目的は終えました。
このあとはクスコへ移動して、クスコの町を見て日本に帰ります。
クスコの話の前に、次の記事でサンクチュアリロッジを紹介します。