清里高原の清泉寮に高速バスで行ってきた! 暖炉付きの部屋でいま話題の「ヒュッゲ」を満喫。
この旅の目的は、清泉寮の暖炉付きの部屋に泊まって、暖炉とともに「ヒュッゲ」を満喫することです。
最近知りましたが清里へは新宿から高速バスが出ているのですね。試しにバスで行ってみることにしました。
「ヒュッゲ」とは?
そもそも「ヒュッゲ」とは、デンマーク語のHYGEEからきており、デンマーク人の時間の使い方や暮らし方をあらわす言葉だそうです。
ほっと癒される居心地のいい時間によって幸福感を得ること。それを楽しむこと。
と言えるでしょうか。
最近jは欧米ならず日本でもこのヒュッゲにならって(何をするでもなく)「快適な時間」を過ごそうというのが新たなブームとなっているとのこと。
そしてその時間を演出するのに欠かせないのが「炎」。
- キャンドル
- 焚き火
- 暖炉
などなど、炎は(何をするでもなく)大切な人との時間を楽しむのに欠かせません。
何を語らうでもなく、ただそこに一緒に居る、だけで良いのです。
もしくは、一人の時間を楽しむ、にも炎は最適だと思います。
ある意味「海を見ながらのんびり」に近いものがありそうです。
清里は高速バスがオススメ
清里に直通のバスは新宿駅直結の大規模バスターミナル、バスタ新宿から出発します。
新宿駅の改札出てエスカレーターを上がればそこはもうバス乗り場、バスの旅も便利になりました。
清泉寮の前まで直通かと思ってましたが、途中バスの乗り換えがありました。
といっても横に並んだ乗り換えバスに荷物を持って移るだけ、座席も指定なので特に困ることもなく目的地へ。
9時ちょうどに新宿を出発して約3時間後、12時14分に清泉寮新館の玄関前に到着しました。
まさにほとんど歩く必要のない、ドアツードアで行けてしまいます。
しかも車と違ってお酒もオッケー!(これは大きいメリットです)
清泉寮を楽しむ
チェックインまでは時間があるので、清泉寮新館で荷物を預けて近辺を散策。
まず向かったのはランドマークとも言える清泉寮(本館)へ。
まだ半袖では肌寒く、新緑と青い空が目にあざやかに映る季節。
清泉寮の佇まいはまさに「清らか」そのものです。
「X」の部分はステンドグラスになっていて近くで見ても綺麗。
そして振り返ればそこは高原の牧場!
さらに、遠く向こうには富士山が見えます!
以前来たとき(かなり前に数回来ているはず)は富士山に気がつかなったのか、それとも忘れていたのか、高原の緑と富士山の組み合わせに感動しました。
清泉寮といえば「ソフトクリーム」。
夏のハイシーズンにもなれば行列必至の清泉寮ソフトクリーム。
ソフトクリームを売る売店「ジャージーハット」は建て替えられて綺麗になっていました。
しかも写真の通り、ソフトクリームの機会が5つも並んでいます。いかに人気かが想像つきますね。
このソフトクリーム売り場から振り返ると、テラスには足湯が! そしてその向こうにはやはり富士山(しつこい)!
足湯に浸かってソフトクリームを食べならが牧場越しに富士山を眺められます。
流石に真夏に足湯は厳しそうですが、シーズン問わずソフトクリームが楽しめそうですね。
昼食をとってソフトクリームを食べて緑と富士山を堪能したらそろそろチェックインの時間。(上の写真は新館の入り口)
新館に戻ってチェックインの手続きをしました。
なぜ今になって清泉寮に止まるのか。それは初めにも申しました通り「暖炉」の体験が目的です。
暖炉を楽しむ
清泉寮には暖炉付きの客室があり、ゲストは自分の部屋で自分の手で薪に火を点けて暖炉を楽しみことができます。
持ってきた携帯スピーカーでリラックスできる音楽を聴きながら、
暖炉で揺れる炎を見ながら物思いに耽る。そんな贅沢な時間が味わえる数少ないホテルです。
炎に次いで音楽は「ヒュッゲ」を盛り上げてくれるアイテムと言えますね。
暖炉付きの部屋の様子や、さらには暖炉の扱い方まで、清泉寮のホームページで見れるので興味のある方は覗いて見て下さい。
清泉寮のホームページで紹介されているように、暖炉の点火は自分で行います。
必要なもの(薪はもちろん、手袋に説明書、新聞紙やマッチなど)は全て部屋に用意されています。
実はこの日は風がかなり強く、風の強い日は煙が部屋に逆流するそうで、暖炉の使用は控えるようにと注意事項がありました。
確かに、チェックイン時もロビーの暖炉は消えていました。
天気予報を調べると夜遅くになれば風は収まりそうです。
夕食をとった後、夜の8時頃、思いが通じたのか風は弱くなりました。
ということで念願の暖炉初体験。
説明書に従って、生まれて初めて暖炉に薪をくべて火を点けました。
その様子がこちら。
薪を八の字型に並べないと炎が弱くなって消えてしまいます。
薪の燃え具合を見ながら薪の位置を直したり薪を足したり。
無心になって炎を眺める時間は無心になれます。
写真は明るいですが、部屋は間接照明だけにして、夜就寝するまでの数時間、
リラックスできる音楽と、薪がパチパチ音を立てるのを聴きながら、
贅沢な時間「ヒュッゲ」を満喫することができました。
翌朝、朝食を取りに部屋を出ると、ロビーの暖炉にも火が灯っていました。
大きな暖炉もいいですね。
あと、本館にはもっとクラシックな暖炉がありました。
この時は火が灯っているところを見逃したので、次回は見てみたいです。
今度は暖炉が大活躍する季節、冬に行ってみたいですね。
雪が降るのを見ながら暖炉や露天風呂が楽しめたら最高です。
ちなみに、清泉寮には立派な大浴場がありました。
露天風呂も有り、暖炉に食事にお風呂まで楽しめて大満足です。
「ヒュッゲ」を満喫する暖炉のある宿
清泉寮の他にも暖炉を楽しめる宿は、探してみるといくつもあります。
傾向としては、
- ラウンジなどの共用スペースに暖炉がある
- コテージなど独立した建物内に暖炉がある
宿が多く、ホテルの一室に暖炉がある清泉寮は珍しいですね。
コテージで大人数で炎を見ながら語らう(テレビは厳禁!)のも楽しそうです。
ラウンジで居合わせた人たちと(語らうわけでもなく)炎を見ながら静かな時間を共有する、というのも乙ですね。
楽しみ方はその時々、人それぞれ、 でしょうか。
と言うことで、清泉寮で「ヒュッゲ」を満喫した一泊二日。
帰りは近くの清里テラス(初夏や秋にはもってこいの絶景スポット)も楽しんで、
清里駅までバスで降り(10分ほど)、そこから小海線に揺られて帰路につきました。
バスで変える場合は、清里からの発車が夕方なので、清里を丸一日満喫したい方には復路もバスがオススメです。
おしまい。